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ジャンルを問わずとにかく読んだものをレビュー

2015年5月 5日 (火)

Web漫画『彼女の彼氏を募集してます』を見てたら『彼氏彼女の事情』を思い出したって話。心の闇の問題はいま何処にあるんだろ?

ゴールデンウイークなのに毎日大学に行ってます。出会うのは男ばかりという連休は如何なものだろう。あまり健全ではない気もするけど、気づいたらこうなってました。行動パターンの構築って恐ろしいですね……(遠い目)

さて、本日5日はぼく東京にいます。

友達に誘われて6日にダイビング行ってくる予定なんだよね。5日夜に東京出発。

ダイビングって初めてだから楽しみなの半分、不安と面倒くささ半分という中々に複雑な内面です。まあ、東京に移動し始めてしまった現在は楽しみなのが強くなってますけどね!

結局、やると決めて動くまでが難関なのだ。

この記事もそうです。この前書きのところだけで実は2日もかかってる。本編に入れば一気に書き上げる一方、本編入る前はめちゃくちゃ時間がかかる。

言いたいことだけ言えば楽なんだけど、それだと(自分も含めて)皆がわからないし……^^;

ツイッターのつぶやきみたいに「おお」とか「なるほど」だけで記事構成するわけにもいかないよね。

ところで今日はこの漫画を紹介してみたいと思ってます。

彼女の彼氏を募集します! 少年ジャンプルーキー

http://t.co/MAXQCNyuB5


少年ジャンプが作ってる素人投稿サイトに登録されてる漫画を読んでたら見つけました。たまにはラブコメ読みたいなーってしてたら、おおこれはいいなと。

内容はタイトルですぐにわかりますよね。

彼女の彼氏を募集します。

いじめっ子な彼女に耐えかねて主人公が別れを切り出したところ、代わりの彼氏を連れて来れば別れてもいいよと言われる話。

文章にすると重々しい感じですが内容はかなりライトです。ポチポチ気軽に読める。

読みながらこの話は何処に落とし込むんだろうって思いながら読んでました。

この話って結論はふたつしかないだろうなって思ってたんですよね。

ひとつは彼女と彼氏が元の鞘に収まる。

もうひとつは彼女と彼氏が別の相手とくっつく。

八割方は前者のパターンだけど、二割くらいは後者もあると思ってた。コメディだからさすがに後味悪い終わりはしないだろうと思うと、このふたつのどちらかだと思ってたんですよね。

結論は、前者の彼女と彼氏が元の鞘に収まる、だったわけですが。しかし後者の可能性も十分残されていた。

考えてみると、これって少女漫画の構図なんですよね。

魅力的な相手を複数だした上で理想の相手を選ぶ方法論です。

また、元の鞘に収める方法論も少女漫画は何十年も研鑽を積んでいる。

ぼくがこの漫画を読んで思い出すのが『彼氏彼女の事情』です。どちらの作品も略称がカレカノ。

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どちらのカレカノも同じような構造でつくられています。

どちらも彼氏と彼女にはそれぞれ悩みや問題があるんですね。彼氏彼女の事情でいうなら有馬くんは父母に捨てられた孤独と解消出来ない心の闇があり、雪野ちゃんには見栄をはりたいから内面を押し出せない問題があった。

共に並外れた才能があるからこそ自分を完璧に隠して生きてこれたふたりが惹かれあう。

もう一方のカレカノも類似しているところがある。

人の心を慮るのが苦手でかつて問題を起こしてしまった少女と、人の心をわかってしまうが故に誘拐事件に巻き込まれた少年が互いをわかりあうストーリーになっている。互いに似たような心の闇を持っているから惹かれあう構造です。

面白いなと思ったのが、互いのストーリーともに、一方の主人公の心の闇が解消されるともう一方はより孤独を感じてしまう点である。

この辺の話は、彼氏彼女の事情の劇中劇『鋼の雪』が端的に表現している部分がある。

当たり前の話なんですが、孤独を癒すには友達もしくは恋人が必要だって話なんですよね。とくにその相手は自分を引き降ろすような相手ではダメなんだってこと。

そうしないと本質的には解消されないんだと思います。そうしないと互いに不幸を見つめ合うことになる。

そこに退廃的な美しさはあるけど明るい未来は見えてこない気がする。

エロ漫画とか見てるとたまにあるのが、真面目な少年を大学の先輩たちが自堕落な生活に引き落とすという話。彼らには心の闇はないから「ドンマイ」としか思わないわけだけど、もし、彼らが心の闇を抱えてる物語ならきついなーって思う。特に大学八年生とかの先輩がでてくるとキツイ。おそらくこの後に放校になって苦労するんだろうなぁってのが見えてくる。

もちろん現実では、その先にも明るい未来はあるかもしれない。お金がなければ暮らせないから、一念発起してコンビニ・マクドバイトから正社員目指すってこともありうる。

でも、確率的には分の悪い勝負になってくるよなーとは思います。

と、話がズレてきました。

物語というのは、ある条件や事象で起こりうる出来事を拡大・抽象化してわかりやすくしたものだって側面がある。

そういう風に見ていくと、ふたつのカレカノは『内面の問題を解消するとより高確率で(自分を不幸と思わず)幸せになれるよ』って物語を描いてる。

なんか、少年漫画系のサイトでこういう作品みるのってあまりなかった気がしてつい紹介してしまった。

ジャンプルーキーの方のカレカノは別ストーリーで相手のことが好きでしょうがなくて彼の守護天使(ストーカー)になってしまった少女の物語をやるらしい。別離の物語って書いてあった。

カレカノの方が、互いに高め合って心の闇を晴らして幸せになるって話をやってるから、守護天使の方は、相手を高めることができないと相手を幸せに出来ない(心の闇を晴らせなくて退廃的になってく)と気づいて離れてくという話をやるのかなぁ。

こういうテーマの話って最近あまり見ないから完成度あげると凄いカタルシス生む気がするんですよね。

けっこう面白かったので、続きが読めるなら楽しみです。

そんなことをツラツラ書いてたら東京についたので、以上!

(5/5 てれびん 著)

2012年11月26日 (月)

そういや、エヴァQ見てきたよ

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内容の感想はどっかで書くきがしますが、おおまかな所感だけ述べさせてもらいます。

基本的な映画単体のエンターテイメントとしては「そこそこ」かなって印象です。前回のエヴァ破が動的なカタルシスがある作品ならば、こちらは対照的に静的な内容ですね。

とはいえ、このエヴァQが面白いか面白く無いかで言うならばぼくは「面白い」。

ただ、初見の方々がこのエヴァQを見て面白いと感じるかどうかは・・・う~ん、わからない(苦笑)

今回新展開ばかりではありましたが、だからといってなにか新たな情報が提示されたかというと別にそういうわけでもない

今回の映画を一言でいうならば「わからない」になるかもしれません

ちなみに今回のエヴァQは旧作の「エヴァンゲリオン」から外れた(ほぼ)新作シナリオなわけです。前回のエヴァ破は「旧作と同じルートを辿って」「しかし別の結末にたどり着いた物語」と表現する事もできて、そこが(旧作をみている僕たちにとって)凄まじいまでのカタルシスを与えてくれたって側面があります。

だからエヴァ破とエヴァQに同様のカタルシスを求めても、得られるものが違うのは、まぁ仕方ないかなと

次は・・・・何年後だろう?

どういうシナリオになるか楽しみですねぇ。※1

※1 友達のいずみのさんから話を聞いて自分のなかで妄想を膨らませた結果「こういう展開が始まってもおかしくないわ~(汗)」というのはちょっとあります。・・・たとえば、前半が「碇シンジ育成計画」だったり「RE-TAKE」が始まったりとか・・・Qとその次に連続性があるとも限らないんですよねぇ(納得させる力さえあれば、ですが)

2012年11月25日 (日)

いまさらだけれど、ココロコネクト1~6話見ました

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あー、どもども。てれびんです。

いまさらなんですが、ココロコネクトのアニメを見ました。

見てみた感じとしては「フウゼンカヅラが気になる」というのと「アニメとかは一気に見たほうが面白いな」ということですね。

えーっと。ぼく個人の感想としては、ココロコネクトを見てそこまで何か言いたいことが湧いてくることはない。それは、ぼくがアニメやマンガを見る時のスタンスが基本受け身だっていうのも関係しているのですが・・・(※1)

こう、適当に書きながらココロコネクトの雑感を書いてみると、これは原作の時にも気になったことなのですが、主人公たちが繊細ですね。ちょっと繊細すぎる気もする。

まぁ、エンターテイメントを構成するためにもこういう精神構造をしていたほうがいいのだろうというのは分かるのですがね。

とはいえ、キャラクターたちの反応が過剰だなと思う反面、彼らがそこを気にする(自分のいない間に他人がなにしているのだろうか不安になる など)感情は共感できるのでこれはにんげん(日本人)としては共通の心理なんだろうなという印象です。

あーー、そう考えるとこのはなしは結構どういう媒体でも面白い内容になる気がするぁ・・・

ドラマで全12回とかをやったら、結構反響がありそうな気がします。題材としてはいい内容だしなぁ。なんか夜のドラマとかでやらないかしら?(※2)

※1 ぼくの感想って、たいてい誰かとの話のなかで生まれてくるパターンが多いです。そういう意味では、適切な質問者がいてくれるととても助かるんだけれど、ブログってそういう場ではないですしね(苦笑)

※2 念のためドラマ化のはなしないかと思って検索したけれど、出なかった

2012年10月 2日 (火)

WORK SHIFT(ワークシフト)―働き方の未来を考える―

こんにちは。久しぶりの長文記事です。

友達に勧められてWORK SHIFT(ワークシフト)という本を読んだので、それを読んでの「自分にとってのポイント」を列挙してみようと思います。

ワークシフトとは?

その前にWORK SHIFTという本について簡単に説明をしましょう。

リンダ・グラットンにより記述されたこの本のテーマは「2025年に我々はどういう人生を歩んでいるだろうか」になります。

膨大な情報を集積することにより、現代におこっている変化を捉え、未来への可能性を提示した本です。

彼女はみらいに大きな影響を与えると予測される32の現象をあぶり出し、それを5つのかたちにまとめあげています。

それは

  1. テクノロジーの進化
  2. グローバル化の進展
  3. 人口構成の変化と長寿化
  4. 社会の変化
  5. エネルギー・環境問題の深刻化

に分類され、その中から「われわれの人生に影響を与えるのはどの要因か」を自問させる形式になっています。

後半はこれらの要因を用いて「2025年にどういう人生を歩んでいるのか」を提示した無数のレビュアーからの返答を用いて2種類のあり得べき「暗い未来」と「明るい未来」を示し、そこから「より望ましい未来を手に入れるための3つのワーク・シフト」を提案しています。

働き方をシフトする

本の最終章には未来に対応するために3つのシフトが描かれています。

  1. 第一のシフト―ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
  2. 第二のシフト―孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
  3. 第三のシフト―大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

それぞれの現象は現代で既におこっていることであり、それらに関しての事例や見解が述べられている。これを自分の事例にあてはめて読むとなにが足りていて何が足りていないのか考えるヒントになるように思われる。

感想

堅苦しいのは終わりにして、ここでボク個人の感想へとうつっていこうかと思います。思いつきで書くためはなしはあちらこちらへと飛ぶでしょうし、関係ないことや勘違い、自分の無知を晒すと思われますが、どうぞご容赦を(笑)

さて、突然ですがぼくが最近「ドラクエ10」をやっているがためにブログの更新がとどまっていたのは、この一つ前の記事「近況」にて報告させてもらいました。

この「ドラクエ10」ですが、知っている方は知っていると思うのですがドラゴンクエストシリーズ初の「オンライン」ということで賛否両論の的になっています。ぼくとしてはとても面白いし、ある意味ではドラクエ史上さいこうのできかもしれないという意見です。(オフラインにはないあたらしさ・おもしろさがあります)

このドラゴンクエストはすごく面白いんですが、シリーズ史上最大のデメリットがあります。それは「時間がかかる」こと。

これは言い換えるとシリーズ史上最大のメリットであるともいえます。

ぼくたちはRPGなどをやるときに「終わってしまう」物悲しさとともに、ゲームを進めていきます。だからこそ大きな思い入れを生む要因ともなっているのですが、今作のドラクエではそこが除去されています。終わりが終わりとならないのがオンラインの特徴とも言えるかもしれません。

いままでのドラクエだってやりこむことはできました。ラスボスを倒し、それに飽きたらず自らを鍛え上げる毎日。しかしそれはストイックな職人のようで誰もが実行できる(あるいは、実行したい)ものではありませんでした。

「赤信号皆で渡れば怖くない」

これはいつのまにか日本中で唱えられるようになった標語です(Googleで予測変換で出る程度には知名度がある)が、オンラインのドラゴンクエストには「ひとりではムリでも皆となら乗り越えられる」悪魔のようなちからが存在しています。

そのため通常ならラスボスを倒したし隠しボスとか面倒臭いのでドラクエは終わりでいいやという層(つまりぼくのこと)ですら「隠しボスの先」まで進めてしまうちからを持っています。おそらくこういう所をさして「ネトゲは中毒性が高い」というのでしょうが、現実問題ここには「タイムの過剰消費」という現実が潜んでいます(まあ、わかりきってたことと言えばそれまでですが)。

それを乗り越えて初めて「一歩抜きん出る」ことができます。

ワークシフトにもネットゲームの記載がありまして、それは主に「悪い」側面として描かれることが多いように思われます。

実際ドラクエオンラインをやってわかるのは、現実を切り売りすることで仮想の現実でのパワーを手に入れるというトレードオフの関係が忠実に働いているということです。

ネトゲをしながら勉強することや仕事をすることは(できないとは言わないが)ほぼムリな出来事だと思われる。やれたとしてもその多くは半端なかたちとなってしまうことだろう。そのため現在のネトゲというのは現実を切り売りして、現実にはまったく役に立たない仮想のパワーを手に入れるハメになっている

また「どんな分野であれ一流になるには一万時間程度の学習が必要である」というのもワーク・シフトに記載のあることがらです(ネトゲですら週に1日を費やすことをしないと一流になれないと書いてあるくらいです)。これが真実であるならば、一万時間(1日10時間として1000日≒3年)もじかんがかかるのにさらにゲームなどに膨大な時間を奪われる暇はないことになります(しかも現実への見返りの期待できない)

現在のオンラインはそのような状態なので、悪い(暗い未来のひとつの)例として出てくることは仕方がないことであるかもしれません。

そこをキチンと管理できることでネトゲは遊びの範疇に留めることができ、未来へのステップアップのじかんが確保できる。

ところでこの管理―つまりセルフマネジメント―についても、ワークシフトは書いてあります。これは、第一のシフトと第三のシフトに関連することだと思います(特に第三)。

管理というのは取捨選択を行うということに他なりません。最近発売した『少女ファイト』の八巻は「整理整頓」について書いてありますが、ここに繋がってくることです。

取捨選択、整理整頓―すなわち「選択」です。わたしたちは意識するにせよ、しないにせよ無数の選択を常におこなっています。

そしてそれを選ぶことによって選ばなかったさまざまなものを切り捨てている。

少女ファイトでは整理整頓の意義に「最適化」があると説明されています。これを読んでなるほど整理整頓しようと思った読者は多いでしょう(ぼくも思い立ってやり始めたけれど・・・あれ、また同じ状態に・・・)。

この最適化を「なぜ」行うかというならば、「目的を達成するため」ということになると思います。

だからぼくたちがまず設定すべきは「目的」であり、「なにを価値あるとするかを決定」することでしょう。そのためにはどの選択にどういうメリットがあり、どういうデメリットがあるのか。それを正確にしておくと自分的にいいのだろうな、なんて考えましたね。

脚注

1.とくにリンクを貼るほどではないので、貼りはしません。ぼくのレベルとかが分かるくらいですね。

2.こういうのって標語っていうのかね?(検索中)三省堂国語辞典のアプリによると「主義や守るべきことがらをかんたんにはっきりあらわしたみじかい語句」とあるので、違いますね。要はみんなの認知がたかい言葉と言いたかった。

3.ただ、これは「現在のせかい」であって「未来の世界」。それこそ2025年のせかいではどうなっているかわからないとぼくは思っています。小説家になろうというサイトに「The fifth eorld online」という小説があるのですが、そこでは「現実≒仮想現実」という新たなモデルが提示されていて現代の延長からすれば決して夢物語ではないように思えます。この注のあとの記述でも触れる予定ですが、いまのオンラインの欠点というのはリアルとの地続き感が少ないことにあるように思われます。そのためゲームの中でのパワーはリアルに反映されない、それこそ一方的にエネルギーを吸い取られかねない関係を産んでいるともいえる。だからこのまませかいが進んで「ネットのリアル」と「現実のリアル」が途切れない(途切れられない)関係になればこういう関係も逆転していくと思います。上記の小説を未読の方は「SAOの茅場の残した遺産が順当に発展したせかい(あるいはアクセル・ワールドのせかい)」「サマーウォーズのOZのせかい」などはイメージの参考になるかもしれません。

4.これは飽くまで「そういう視点で見たら」という話であって、じゃあゲームするなよ、という話になるかというとそれは別かと。だいたいにして意味在ることだけで構成される生き方を求めるか(存在するか)ってことですよね。無駄な時間を使ったということは、無駄であるからこそ価値あることな場合もある。まず「遊び」って意味があるからしているわけではないよね、きっと。

5.この目的というのは、恒久的なものでなくてもいいのではないかと思います。1年2年先でもいいのかもしれない。自らの設定する「価値」を変化させながら、2025年を目指せばいいものではないかな(小目的としては)。2025年、それ以上先を求めて目標を設定できるならば素晴らしいのかもしれないがそこまで長期的な視野を持てる人間(つまり未来の形を見据えられるにんげん)は少ないでしょうし、実現可能な理想を設定できるものも稀有かという気もします。(中目的としては「この道は成功するんじゃないか」という概観の把握なのかなぁ)

2012年8月10日 (金)

ドラゴンクエストモンスターズ+ 読み直し終了 クリオの物語は何処にむかっていたのだろうか

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感想(1件)

評価 3.5

個人的評価 3.5

新装版が出ているということで、ドラゴンクエストモンスターズ+全5巻を再読了しました。

この物語はけっこうきっちりできているから、こういう形で終了したのが残念な物語であります。こうやって新装版がでるということは、おそらく今だ人気の高い作品であり、続きを待ち望む声もそれなりに在るのだと思います。

ドラゴンクエストモンスターズ+という作品を考える際に注目すべきは「アンチドラゴンクエストモンスターズ」であるということだと思います。

つまりドラゴンクエストの裏に「まおゆう」があるように(あ、TVのPV公開したんですよね。おめでとうございます)、ドラゴンクエストモンスターズの裏に、それも公式で、ドラゴンクエストモンスターズ+がある。

まおゆう魔王勇者(2) [ 橙乃ままれ ]

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感想(3件)

あまりに強すぎる力のために化物と疎まれる勇者や、頂点へとたどり着いてしまったがためにラスボスへと転じてしまったテリー。

この物語は「強くなる」ということの裏を描いた物語であります。(無邪気に配合を繰り返して強くなっていく事に対する物語ともいえるかもしれません)

「大きな力はひとを孤独にする」

何の物語だったかど忘れしましたが、どこかでそういうセリフの物語を見た記憶があります。

これは暗に「何のために強くなるのか」を問うているため、少々対象読者の年齢が高めに設定してあります。

ガンガン系列の物語で言うと「トライピース」という戦争をどうしたらやめられるのかという物語がありましたが、テーマ設定に失敗したコレとは異なり、対象と条件を絞ったため問に答えやすいかたちに落とし込まれているのがドラゴンクエストモンスターズ+のよいところでしょう。(また元ガンガン・・・だったと思うのですが似たような系列に『PEACEMAKER クロガネ』があり、これも設定は良かったと思います)

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感想(1件)

ドラゴンクエストモンスターズ+では「その強さ故に孤独」になったものを支えてくれるのが「仲間」であり、それこそが自己を支える「理由」となるのだ、ということがこの物語で描こうとしていたことの一つだと思います。

4~5巻はそこに配慮して描かれており、「孤独なもの」がそうではなくなることを、マルモとロランの2者を通して描いている。

もし連載が順当に続いていたならば、これらの物語を受けてテリーがモンスターズによって救済される物語が描かれることになったのだろうと思います。

うーーーん。こういう終わり方もいいけれど、出来れば「この先」の物語をやはり見たいところですね。

最期に追記するならば、このクリオの物語は天才のものがたりではなく、むしろ凡才の物語なのだろうと思います。

一つの道を時間をかけながら進むことによって、遠回りをしながらたどり着くことによって、それらの過程を一足で飛び越えた天才が手に入れ忘れた「つよさ」を得るものがたりだとも言えます。

これはOVA版の「サイバーフォーミュラ」にも通じるはなしで、マルモとの物語が下地にあることとなったでしょう。

「せかいに選ばれた人間」を打ち倒す物語ともいえます。(そういう意味では、『惑星のさみだれ』『サイコスタッフ』にも通じるものがたりです)

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感想(6件)

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もしドラゴンクエストモンスターズ+のそういう部分を好ましく思っているのならば、OVAの「サイバーフォーミュラ」を見ることをおすすめします。これはまさしく傑作なので、一度くらいは見てみてもいい作品だと思います。ちなみにぼくはDVDを持っていますよ(笑)

『なれるSE』 7巻 目からウロコの?客先常駐術 感想

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評価 2.8

個人的評価 3.0

今回は派遣のお仕事。大手企業へ出向することになった工兵と立夏はいつもどおりにトラブルに見舞われるというお話。

『なれるSE』7巻読了しました。

毎回思うのですが、この「ライトノベル感」ってのがこのものがたりの好きなところですね。

見る人が見れば「いやー、笑えねぇ」ってなるのかもしれない(あるいはまだ緩いほうだよってなるとか)けれど、SE業界を知らないこちらからすれば、ほぼ「ファンタジー」な世界観ではあります。

こういう「巻き込めれて」「巻き返す」という、定型のパターンを毎度といっていいほど繰り返す本作ですが、それが安定した面白さにつながっているのはたしかでしょう。

この作品はある一定の「おもしろさ」が担保されているため、発売しているのを見るとついつい買ってしまいます。

この買いやすさはコミックの「お手頃感」にもつながっていて、肩の力を抜いて読めるのがいいのかもしれません。

とはいえ、そろそろ本筋?のキャラクターの内面のはなしに持ち込んでいってもらいたいところはあります。

まぁ、読んだよってことでのゆる~い感想はこんなところで。

2012年8月 9日 (木)

強い願いが奇跡を起こす。『コイネコ』や『ネコあね。』5巻が日常と過去を積み重ねる理由について

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奈良一平著。『ネコあね。』5巻を読了しました。

基本的には過去記事に書いている内容と共通していると思うので、そちらも参考にしてみて下さい。

過去記事

この物語は大きな物語とかがほとんどなく、その多くは日常的な積み重ねのみで構成されています。

物語的な嘘といえば「ネコが姉になる」という一点(チュー太郎もその流れ)のみであり、それ以外はダラダラとした日常が延々と続いていく。

「一年後にはネコの杏ちゃんは人間になれなくなる」という(物語上)大きな問題は立ちふさがっていますが、じゃあそのためになにができるかというと、別にできることは何もない。

ではそういう日常は無意味なのかというと、そうというわけではないはずなんですよね。

たとえば最近で同様の物語を思い浮かべると真島悦司著の『コイネコ』があります。『コイネコ』と『ネコあね。』ではキャラクターの中心にあるネコたちのプリミティブな衝動は異なるのですが、その物語の中心が「日常」に在る点では共通しています。

こういう日常の描写が多く取られる理由は、ひとつには「作者が描きたいから」というのは勿論あるのでしょうが、別な物語的な理由としては「絆の積み重ねを描きたいから」というのがあるかと思われます。

こういう奇跡の物語において、奇跡とは「与えられるもの」です。

なかには理由なく与えられるものもあるのですが(その場合は再契約がひつようになるかな)、理由があって与えられるものもあります。

『コイネコ』と『ネコあね。』の2作は理由があって与えられる物語となっています。

これらが奇跡を与えられた最たる理由に「何物にも代えがたい純粋な願いがあるから」というのがあります。

2作において、あえて単純化した公式を用意するなら、

奇跡を与えられる者=より強い願いをもつもの

という形になります。

そのため「日常」を強調して描くことは、キャラクターたちの強い絆を描くこととなり、それが「強い願い」の説得力となります。

特に『ネコあね。』は時折ものがたり中に過去の描写を差し挟みます。

これらの「時間の積み重ね」というのは、その願いが「時間という試練を経過したものだ」と読者にしらしめる効果があります。その結果、願いの強度はあがる。

今回の5巻で「頑張っている人は神様もみている」というラストのあとに、銀之介の過去のはなしを詰め込んだのも、演出上の効果で言うならばそういう意図を読み取ることができます。

ぼくはこの物語は、ネコの杏ちゃんの「感情」が好きなのですが、たまにはこんな事も書いておこうかなというのが今回の記事のコンセプトでした。

こういう「内的感情の発露」による物語はとても気持ちの良い衝動を放つ場合があります。

いやーー、今巻も素晴らしかった!

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2012年8月 8日 (水)

パラドクスなパラドクス・ブルーを描く作家中西達郎について

中西達郎という作家は往々にして過剰にして異常、過敏にして詳細なまでに設定を作りこむ傾向がある。

これは中西達郎という作家の個性であり、同時に欠点でもある。

ぼく個人からすればこの作家の描き出す虚構の物語はむしょうに惹かれてしまう魅力がある。じゃあ、この作家の創りだす物語が傑作であるのかと問われたのであるならばぼくはNOと答えるでしょう。

この作家の物語は、小説で言うならば西尾維新・・・いや、むしろ清涼院流水に近い。誇大な妄想を用意しひとを惹きつけ、それでいて舞台装置を台無しにしていくさまがとても似ていると思う。

かれのやることは常になにがしか実験的側面を備えている。

それはデビュー作ドリムゴードからしてそうであり、小説にするならば数十巻にでも及ぶであろう物語と設定をたった5巻にまとめていったところに非凡さが見え隠れする。

だいたいにして250の登場キャラを用意しそれをたった5巻で使い潰す神経からして素晴らしい。

そういう彼であるけれど、如何せん物語の収拾が上手いとはお世辞にもいえない。

強引にして破天荒、奔放にして滅茶苦茶なかたちでものがたりをまとめあげることが多い。

今回読んだ『パラドクス・ブルー』もそうであった。

じつに彼らしいトリックと構成で物語は進行していく。

『クラウン』では物語のすべては年表にして発表されていた。盤外に示された事実とそれに翻弄されながらも盤上から盤外を覆そうとする登場人物たち。

視聴者である我々も物語の登場人物にすぎないのだといわんばかりの構成は今作でも健在である。

この作家にかかれば全ては狂言回しの猿にすぎない。

きっとそれは作者も・・・・

パラドクスなパラドクス・ブルーの物語。

なかなか楽しく読ませていただきました。

中西達郎さんがいまだに物語を作り続けてくださっていることを知って、それだけでてれびんはけっこう満足です。

これからも楽しい物語を読ませてくださいな。

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感想(1件)

2012年8月 6日 (月)

「これは恋です」が青空エールの河原和音の「先生」と決定的にちがうひとつの視点

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感想(4件)

評価 3.0(中途評価)

個人的評価 3.5

遊知やよみ著の「これは恋です」を4巻まで読み終わりました。

教師と生徒の恋愛話なので、どういうはなしなのだろうとワクワクして読んでいました。

これを読みながら気にしていたのは「どういうことを描きたいのだろうか?」という、いつもどおりのこと。

少女漫画系にはこういう先生と生徒といった「禁断の愛」系のものがけっこうあります。

たとえば青空エールの作者さんのデビュー作「先生」とか

先生!(1) [ 河原和音 ]

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感想(5件)

花とゆめ系でいうなら最近完結した田中ロボ先生の「キスよりも早く」

キスよりも早く(第8巻) [ 田中メカ ]

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感想(49件)

ほかにもいろいろな場所で使われている素材です。

先述の衝動と欲望系の少女コミックでもその題材はかなり使われているはずで、ちょっとぼくがそちらに詳しくないからタイトルとか思い出せないけれど「鬼畜な教師とそれに魅せられた女生徒」という題材でいくらかアルはずです。

というか、少女コミックの読者は基本学生なわけでして、彼女たちに一番身近な社会的空間は学校なんですよね。

だからそういう読者を対象にした少女コミックの舞台は古くから学校が舞台であることが多く。その多くが生徒同士の恋である一方、同時に禁断の恋である教師と生徒の恋愛が描かれるのは、まぁ必然かと。

ちなみに禁断の愛系統の別の作品をいうなら最近の話題作「僕は妹に恋をする」とか

僕は妹に恋をする(9) [ 青木琴美 ]

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(2012/8/6 16:30時点)
感想(16件)

北川みゆき著の「罪に濡れたふたり」とかがあります。

ぼくが好きな作品としては猫山宮緒著の「今日もみんな元気です」ってのもありまして、これは個人的に大好き。

そこで「禁断の愛」の系統である「これは恋です」なのですが、この系統の中でもこの作品はいったい何処に分類されるのだろうか。

べつにそういう分類をしながら見ていたわけではないんですけれどね。ついつい比較していたらああ、こういう分類になるのか、という。

これでスタート地点にはなしが戻るのですが、少女コミック系を分類すると「衝動・欲望系」と「乙女の恋系(心情寄り添い型)」、「ヒロイックサーガ型(客観視点の包含)」などに分類されると見ていて(べつにきちんと分けてきたわけではなく、所感として)、今回でいうなら2番目の亜系かな、と。

これのなかには「先生」や「キスよりも早く」とかも含まれるんだけれど、「これは恋です」ってのはそれらとはちょっと違っている。

ちょっと細かい分類のはなしは面白く無いので、結論から書くと

「これは恋です」という作品は「恥のない恋愛」を描こうとしている

作品なんだろうな、という印象です。

この「恥のない」というのをどういうことかというと、「周囲にきちんと認められる」恋愛と言い換えてもいい。

恋愛物の展開の多くは「あなたがいればそれでいいっ(ひしっ)」って内容が多く、場合によっては周囲に忍ぶ恋というのも珍しくはない。

まあ、互いに互いしか見れないそういうはなしも面白いといえば面白いのですが、決して世間に公開できないということで常にどこかしらの後ろめたさを抱えた作品となっていく。

「キスよりも早く」などはそういう部分をギャグにすることでガス抜きをしているのですが、「先生」は全編にわたってそういうほの暗さが漂っている。

そういう暗さの作品も面白いのではありますが、そうではなく、もっと健全なかたちってあるんじゃないの、ってのが「これは恋です」とかの系統だとみています(まぁ、結末見てないからなんとも言えないけれど)

まぁ、続きを読んでみるとします。

体験する才能を鍛えるネイチャージモンがけっこう面白い。都会でサバイバルする男の追跡記

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評価 3.5

個人的評価 3.5

雑誌の連載で見かけて気になっていたので、2巻まで読んでみた。

いろいろ突っ込むところはあるんだけれど、それでも説得力在るよなぁ。

自分の芸能界での稼ぎを「サバイバル」につぎ込んで修行する姿とか、旨い肉を食うために全力を尽くす姿とか

都会の街なかで「わざと熱中症にかかる訓練」とか「傘をささないで雨に濡れる訓練」

こういう「体験する」ことを重視する姿ってのは、、、ああ、けっこうわかるなぁって思います。

ぼくもけっこう似たような理屈で動く(とはいえ、これほど偏ってはいないのですがw)ので、このひとの言っていることってのがかなり分かる部分があります。

この人の主張ってのはきっと自殺島に関するペトロニウスさんのはなしにつながる、っていうか、(時代に乗り遅れながら笑)現代での実践者のはなしだと思うんですよね。

べつに全巻読む必要はないと思うけれど、1,2巻適当に読んでみると面白いと思いますよ。

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