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2021年3月10日 (水)

シン・エヴァンゲリオン ネタバレ感想 〜コロナワクチン接種の感想を添えて〜

『シン・エヴァンゲリオン』初日に見てきました。そろそろ感想を書こうかと筆をとった次第です。

医療従事者のワクチン接種も幸いにも受けられたので、じつに安心して劇場に足を運べました。奥様には「ごめんなさい!意地でも見てきます!!」と事前に言って出てきました。楽しんできてねと暖かく言ってもらえてよかった。エヴァにまったく興味がない(というか知らない世代)ので、そこまで見たいものなのかなぁって雰囲気だったけれどね。

ちなみに、ワクチン接種そのものは全く痛くなかった。翌日から筋肉痛のような痛みと、さらに翌日からは帯状疱疹初期のようなビリビリした敏感な痛みが二の腕に出現したのが辛かったくらいです。絶妙に痛痒い感じで夜中に何度も起こされてしまったよ。

とはいえ、ワクチン接種は大事なので受けて後悔はなかった。そのおかげでエヴァを安心して観られたのだから感謝しかないよね。

肝心の『シン・エヴァンゲリオン』感想としては、しみじみと良かったな、って思います。終わってから2日経ってその思いはより強くなっている。妙に心地よくて安心する、ってのが映画を見おえた感想です。

設定に関しては、今回の映画みて一層興味がなくなったかな。ゴルゴダオブジェクトとかループする世界設定が明かされたからですね。

エヴァンゲリオンという物語は、演劇的な要素が大きい。シンジ、アスカ、レイ、ゲンドウ、カオルetc な主要な登場人物を固定した舞台演劇ですよね。だから今回のエヴァンゲリオンと昔のエヴァンゲリオンは、同じとも言えるし別物とも言える。

今回のトウジは成長して医者になった。今回のケンスケは成長してアスカと通じ合う関係になった(まぁ、どの程度の関係なのかは知らんけれど)。

以前のエヴァとは、役者は同じだけれど設定も状況も異なるので関係も異なる。

唯一性が保ちにくいのが並行世界設定の欠点だとは思う。そういう意味では今回の『シン・エヴァンゲリオン』も本当の終わりかどうかはわからないんですよね。「今回の」エヴァンゲリオンはエヴァのない僕らの世界に来て終わっただけかもしれない。別の砂場では、別のシンジ君たちが別の物語を繰り広げているかもしれない。

そう考えると、物語が終わっても大きなカタルシスは少ないかもしれない。ぼくも今回の映画を見おえて衝撃を受けるようなことはなかった(EOEの時もたいして衝撃はなかったけれど)。

しかし、それでもしみじみよかったんですよ。理由は、25年間付き合ってきた友達が穏やかな日常を手にする未来を見ることができたから、なんじゃぁないかな。

あえて小難しくいうなら、25年間通じて実存性を獲得してきたキャラクターがエヴァ(争い・非日常の象徴)のない世界(現代日本)に至ることがまるで25年来の友人がついに平穏を手にできて友人として嬉しく思う気持ちに近いのかもしれない。

仕事で苦しくて仕方ない中で「あ〜、もうやりたくねぇよ。不貞寝しよう」とか、「休日だから心穏やかに昼寝しよう(うちのお子様に添い寝してもらってた)」とか。なんていうのかな、、無駄なことや平凡な日常というのはとても尊いものだと思うんですよ。

エヴァンゲリオンという物語は、日常回もあるけれど基本的にはなんらかの試練に満ちていた。穏やかな日常のなかでもシト襲来の恐怖やエヴァ搭乗で呼び出されるリスクに常にさらされていた。新劇場版のQ以降は、周りは死の世界に満ちているわけですよね。

ぼくらが当たり前のように獲得できている平凡な日常や無駄が得られない(そんな退屈な日常だとアニメになりにくいから仕方ないんだけれど……

……ん?『のんのんびより』『よつばと』『オタ恋』etcのことはだって?そういう退屈な日常をジャンル化できたのはこの25年の変化の一つだよねってのは感覚的に感じますわ)。

そういう過酷な日常の舞台演劇の仕事しかなかったエヴァンゲリオンの役者たちが、その使命から開放されて日常を送れるようになった。並行世界の中の一つかもしれないが、そういう『エヴァに乗らなくていい』世界の可能性を提示してもらえたことが嬉しかったんですよね(テレビ版エヴァ1話の一つのアンサーにもなっている)。

25年前からの友達が、もう道は分かれて連絡もとってないけれど、どうやら遠くで幸せにやっているんだな。

こういうのって嬉しいよね。

『シン・エヴァンゲリオン』をみてしみじみと同じような気持ちを抱いたんですよ。

繰り返すけれど、今回の映画は設定そのものはたいして興味はなかったな。でも、演出などは素晴らしく良かった。初号機と13号機の槍バトルとかぼくにはデモンベインの大十字九郎とマスターテリオンの新世界創造の儀式にしか見えなかったという戯言は残しておこう(デモンベイン面白いよ!)。

また序盤の地に足ついた日常を描いてくれたから、ラストに現実にきても大きな違和感はなかった。エヴァの役者も平凡な日常を生きることはできるんだって直観したのかな。

思えば25年経っていつの間にか変化したよなぁ。仕事をして、結婚して、子どもが産まれて。海燕さんやかんでさん、ペトロニウスさんたちとも10年以上の付き合いになる。

自分はどうやら(25年前にはなかったものを得てさらに)幸せになってきている一方で、25年前は割と苦しんでいたシンジくんたちも新しい幸せの形にたどり着いてくれた。

自分が幸せなら、友達も幸せであってくれた方が嬉しい(自分が苦しい時はせめて友達も幸せで僕を喜ばせてほしいね)。

そんなことを考えると、しみじみと良い集大成の映画だったなって思いました。クラシック音楽のBGMと同じで流していると安心できる映画だったな。いやぁ、たのしかった!

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