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2014年5月19日 (月)

帰ってきたらファンタジーが個人的に如何に面白いのかという雑記

いま小説家になろう様で連載されてる帰ってきてもファンタジーがめちゃくちゃ面白いです。

ぼくのTwitterを追っかけてる人(まぁ、いないだろう)は、時折この作品について呟いてるのを見かけてるでしょう。

帰ってきてもファンタジーとは、幼いときに異世界に飛ばされた少年が過酷な異世界を生き延びて地球に帰ってきたら地球がロボットやレーザーに溢れたSF世界になってしまってた、というお話です。

数年ぶりに戻れた懐かしの故郷が、異世界になってしまってた。父親や母親は別れて別の人と家族を作ってしまっている。 しかも、ウラシマ効果というのかなんというのか…主人公の飛ばされた異世界と地球では時間の流れが異なってしまってたのである。

主人公にとっては二年前の出来事でも周囲にとっては十年前の出来事なのだ。

主人公が地球に帰還すると周囲は劇的に変わっている。
腰の高さくらいしかなかった妹たちは自分と変わらない年齢になってしまってる。警察官を目指してた親友は夢破れてファミレスのウェイターをやっている。

こういうお話はSFにはよくありました。タイムトラベル、ウラシマ効果…例えば『トップを狙え』などはそういう時間の無常さとロボット、熱血を組み合わせた物語でしょう。 如何に主人公が特別であろうとも、時間は無常である。だからこそこういう物語は、リアリズムを生み出す。


リアリズムの生成とは主人公(隔絶された特別感)を一蹴することで生み出される一つの現象のように思える。

これはひとつの仮説であるが、例えばこのように考えると『ソードアートオンライン』も同様の理屈でリアリズムを生み出してると言えるかもしれない。

キリトは確かに主人公(特別)である。しかし、この特別感がある存在も時間には勝てない。

彼はアイン・クラッドを攻略した英雄なのだが、同時に浅場という天才の欲望に巻き込まれた犠牲者である。 そこに僕たちは主人公性・英雄性を目撃することによる高揚と、悲劇を見つめることによる共感という(凡夫たる自分たちが)英雄に対して共感するという矛盾を味わう。

この落差がソードアートオンラインを特別たらしめる要因の一つなのではないか。 また、同様の理屈は『All you need is      kill』や『魔法少女まどかマギか』などにも当てはまるように思える。

以前記事に載せた『The fifth world』も、ネットの中で特別であること≠現実で特別であることではないという図式が成り立ちました。如何に才能があり、お金を稼いでいようとも普通の学生の枠に収まっているところに大きな魅力を感じました。

まだまだ作品名や例えは出せるかもしれないがこれくらいにしておこう。

とりあえずぼくの言いたいのは、『帰ってきてもファンタジー』はこのようなフックを備えた非常に面白みのある作品であるということ。

初期の頃から「先」の展開が仕込まれているのだろうと感じさせるつくりになっている。

異世界と交流を始めたら世界はどう変化するのか? 複数の人間の思惑が裏に見え隠れし、世界はそれによってどのような影響を受けるのか。

物語の前面に出てこない背景が物語の流れを生み出しており、同時にそれはミクロな物語にリンクしていく。

また主人公というトリックスターを組み込むことによってミクロなエンターテイメントを保ち続けているのが、非常に楽しい。 最近は物語中で語られていなかった背景が語られはじめている。ダイナミズムのある展開になっているのもぼくはかなり好きです。

定期的な更新がたのしみでしょうがありません。 さて、今回はここまでにしておきましょう。ではでは。次回更新がありましたら…

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