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2012年8月

2012年8月11日 (土)

実家へ帰らせていただきますっ!

盆なので親戚まわってきたりしないといけないのでちょいと実家に戻ってきます。

まぁ、ブログの更新は1週間ほど停滞するとおもってもらって結構です。

一応光モバイル持って行くし、このノートパソコンも持っていくので更新は可能なんですが・・・・・・やるかなぁ?

ちょっと研究関連の仕事が残っているからパソコンを持って行くけれど、わざわざブログ更新するかはわかりません。

やれっ!っていうと、なかなかプレッシャーになるのでやらないんですよねぇ(汗)

必要なことならやるんですが、ブログの更新は必須のお仕事じゃないので、、、気が向けばやるマス。

まぁ、そんな感じで適当にしていていただけると助かります。

(ところでこのブログってみている人いるんかな?まぁ、自動投下みたいなことやっているから普段は意識しないのですが。それこそ読書日記みたいなものですよね)

そういや、さっきお世話になっている人や病院にお中元?と手紙を送って来ました。

実家に戻ったら今度はこちら側でお世話になっている方々に品物を送ろうかなぁ、と思っています。

こういう行為ってぼくが慣れてないからかついつい忘れそうになってしまうのが良くないですよね~。やっぱ学生とかやっているせいか、そういうちゃんとしたことを身につけるのが大変です。

今回送ったのは、こんな感じの。

べに塩トマト 【山梨土産店人気商品2012新春

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感想(0件)

美味しそうでいいですよね。んじゃ、そんな感じで

2012年8月10日 (金)

ドラゴンクエストモンスターズ+ 読み直し終了 クリオの物語は何処にむかっていたのだろうか

ドラゴンクエストモンスターズ+(1)新装版 [ 吉崎観音 ]

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(2012/8/10 18:36時点)
感想(1件)

評価 3.5

個人的評価 3.5

新装版が出ているということで、ドラゴンクエストモンスターズ+全5巻を再読了しました。

この物語はけっこうきっちりできているから、こういう形で終了したのが残念な物語であります。こうやって新装版がでるということは、おそらく今だ人気の高い作品であり、続きを待ち望む声もそれなりに在るのだと思います。

ドラゴンクエストモンスターズ+という作品を考える際に注目すべきは「アンチドラゴンクエストモンスターズ」であるということだと思います。

つまりドラゴンクエストの裏に「まおゆう」があるように(あ、TVのPV公開したんですよね。おめでとうございます)、ドラゴンクエストモンスターズの裏に、それも公式で、ドラゴンクエストモンスターズ+がある。

まおゆう魔王勇者(2) [ 橙乃ままれ ]

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感想(3件)

あまりに強すぎる力のために化物と疎まれる勇者や、頂点へとたどり着いてしまったがためにラスボスへと転じてしまったテリー。

この物語は「強くなる」ということの裏を描いた物語であります。(無邪気に配合を繰り返して強くなっていく事に対する物語ともいえるかもしれません)

「大きな力はひとを孤独にする」

何の物語だったかど忘れしましたが、どこかでそういうセリフの物語を見た記憶があります。

これは暗に「何のために強くなるのか」を問うているため、少々対象読者の年齢が高めに設定してあります。

ガンガン系列の物語で言うと「トライピース」という戦争をどうしたらやめられるのかという物語がありましたが、テーマ設定に失敗したコレとは異なり、対象と条件を絞ったため問に答えやすいかたちに落とし込まれているのがドラゴンクエストモンスターズ+のよいところでしょう。(また元ガンガン・・・だったと思うのですが似たような系列に『PEACEMAKER クロガネ』があり、これも設定は良かったと思います)

トライピース(10) [ 丸智之 ]

価格:440円
(2012/8/10 18:49時点)
感想(1件)

ドラゴンクエストモンスターズ+では「その強さ故に孤独」になったものを支えてくれるのが「仲間」であり、それこそが自己を支える「理由」となるのだ、ということがこの物語で描こうとしていたことの一つだと思います。

4~5巻はそこに配慮して描かれており、「孤独なもの」がそうではなくなることを、マルモとロランの2者を通して描いている。

もし連載が順当に続いていたならば、これらの物語を受けてテリーがモンスターズによって救済される物語が描かれることになったのだろうと思います。

うーーーん。こういう終わり方もいいけれど、出来れば「この先」の物語をやはり見たいところですね。

最期に追記するならば、このクリオの物語は天才のものがたりではなく、むしろ凡才の物語なのだろうと思います。

一つの道を時間をかけながら進むことによって、遠回りをしながらたどり着くことによって、それらの過程を一足で飛び越えた天才が手に入れ忘れた「つよさ」を得るものがたりだとも言えます。

これはOVA版の「サイバーフォーミュラ」にも通じるはなしで、マルモとの物語が下地にあることとなったでしょう。

「せかいに選ばれた人間」を打ち倒す物語ともいえます。(そういう意味では、『惑星のさみだれ』『サイコスタッフ』にも通じるものがたりです)

惑星のさみだれ(4) [ 水上悟志 ]

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(2012/8/10 18:39時点)
感想(6件)

サイコスタッフ [ 水上悟志 ]

価格:620円
(2012/8/10 18:39時点)
感想(2件)

もしドラゴンクエストモンスターズ+のそういう部分を好ましく思っているのならば、OVAの「サイバーフォーミュラ」を見ることをおすすめします。これはまさしく傑作なので、一度くらいは見てみてもいい作品だと思います。ちなみにぼくはDVDを持っていますよ(笑)

『なれるSE』 7巻 目からウロコの?客先常駐術 感想

なれる! SE7 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫 な 12-12)

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評価 2.8

個人的評価 3.0

今回は派遣のお仕事。大手企業へ出向することになった工兵と立夏はいつもどおりにトラブルに見舞われるというお話。

『なれるSE』7巻読了しました。

毎回思うのですが、この「ライトノベル感」ってのがこのものがたりの好きなところですね。

見る人が見れば「いやー、笑えねぇ」ってなるのかもしれない(あるいはまだ緩いほうだよってなるとか)けれど、SE業界を知らないこちらからすれば、ほぼ「ファンタジー」な世界観ではあります。

こういう「巻き込めれて」「巻き返す」という、定型のパターンを毎度といっていいほど繰り返す本作ですが、それが安定した面白さにつながっているのはたしかでしょう。

この作品はある一定の「おもしろさ」が担保されているため、発売しているのを見るとついつい買ってしまいます。

この買いやすさはコミックの「お手頃感」にもつながっていて、肩の力を抜いて読めるのがいいのかもしれません。

とはいえ、そろそろ本筋?のキャラクターの内面のはなしに持ち込んでいってもらいたいところはあります。

まぁ、読んだよってことでのゆる~い感想はこんなところで。

2012年8月 9日 (木)

強い願いが奇跡を起こす。『コイネコ』や『ネコあね。』5巻が日常と過去を積み重ねる理由について

ネコあね。(5) (講談社コミックス)

新品価格
¥440から
(2012/8/9 20:22時点)

奈良一平著。『ネコあね。』5巻を読了しました。

基本的には過去記事に書いている内容と共通していると思うので、そちらも参考にしてみて下さい。

過去記事

この物語は大きな物語とかがほとんどなく、その多くは日常的な積み重ねのみで構成されています。

物語的な嘘といえば「ネコが姉になる」という一点(チュー太郎もその流れ)のみであり、それ以外はダラダラとした日常が延々と続いていく。

「一年後にはネコの杏ちゃんは人間になれなくなる」という(物語上)大きな問題は立ちふさがっていますが、じゃあそのためになにができるかというと、別にできることは何もない。

ではそういう日常は無意味なのかというと、そうというわけではないはずなんですよね。

たとえば最近で同様の物語を思い浮かべると真島悦司著の『コイネコ』があります。『コイネコ』と『ネコあね。』ではキャラクターの中心にあるネコたちのプリミティブな衝動は異なるのですが、その物語の中心が「日常」に在る点では共通しています。

こういう日常の描写が多く取られる理由は、ひとつには「作者が描きたいから」というのは勿論あるのでしょうが、別な物語的な理由としては「絆の積み重ねを描きたいから」というのがあるかと思われます。

こういう奇跡の物語において、奇跡とは「与えられるもの」です。

なかには理由なく与えられるものもあるのですが(その場合は再契約がひつようになるかな)、理由があって与えられるものもあります。

『コイネコ』と『ネコあね。』の2作は理由があって与えられる物語となっています。

これらが奇跡を与えられた最たる理由に「何物にも代えがたい純粋な願いがあるから」というのがあります。

2作において、あえて単純化した公式を用意するなら、

奇跡を与えられる者=より強い願いをもつもの

という形になります。

そのため「日常」を強調して描くことは、キャラクターたちの強い絆を描くこととなり、それが「強い願い」の説得力となります。

特に『ネコあね。』は時折ものがたり中に過去の描写を差し挟みます。

これらの「時間の積み重ね」というのは、その願いが「時間という試練を経過したものだ」と読者にしらしめる効果があります。その結果、願いの強度はあがる。

今回の5巻で「頑張っている人は神様もみている」というラストのあとに、銀之介の過去のはなしを詰め込んだのも、演出上の効果で言うならばそういう意図を読み取ることができます。

ぼくはこの物語は、ネコの杏ちゃんの「感情」が好きなのですが、たまにはこんな事も書いておこうかなというのが今回の記事のコンセプトでした。

こういう「内的感情の発露」による物語はとても気持ちの良い衝動を放つ場合があります。

いやーー、今巻も素晴らしかった!

コイネコ(11) [ 真島悦也 ]

価格:560円
(2012/8/9 20:23時点)
感想(2件)

ネコあね。(2) [ 奈良一平 ]

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(2012/8/9 20:23時点)
感想(1件)

今日の出来事

やっと体調も復調したので今日から社会復帰ということで、今日は一日外にでていました。

正直めちゃくちゃ疲れたw

昼は久しぶりに良い物を食べようと、うなぎを食ってきたのだが、それでも疲れました。

とはいえこれでここ数日のニートな生活からちょっと抜け出たので良かった。夏休みだから別にダラダラしてもいいはずなんだけどね~。あんまりダラダラしすぎるとそれはそれで飽きてきて、うん、良くない!

今日は見てなかったアニメを見たくらいしかオタクな活動はないので、とくに記事はないですね。

もともと話すものがない時は、ないひとなので通常運行に戻って来たといえるのでしょう。

それにしても昼のうなぎ多かったなぁ。深夜なのにまだもたれてます。

ふぅ。眠いです。

2012年8月 8日 (水)

パラドクスなパラドクス・ブルーを描く作家中西達郎について

中西達郎という作家は往々にして過剰にして異常、過敏にして詳細なまでに設定を作りこむ傾向がある。

これは中西達郎という作家の個性であり、同時に欠点でもある。

ぼく個人からすればこの作家の描き出す虚構の物語はむしょうに惹かれてしまう魅力がある。じゃあ、この作家の創りだす物語が傑作であるのかと問われたのであるならばぼくはNOと答えるでしょう。

この作家の物語は、小説で言うならば西尾維新・・・いや、むしろ清涼院流水に近い。誇大な妄想を用意しひとを惹きつけ、それでいて舞台装置を台無しにしていくさまがとても似ていると思う。

かれのやることは常になにがしか実験的側面を備えている。

それはデビュー作ドリムゴードからしてそうであり、小説にするならば数十巻にでも及ぶであろう物語と設定をたった5巻にまとめていったところに非凡さが見え隠れする。

だいたいにして250の登場キャラを用意しそれをたった5巻で使い潰す神経からして素晴らしい。

そういう彼であるけれど、如何せん物語の収拾が上手いとはお世辞にもいえない。

強引にして破天荒、奔放にして滅茶苦茶なかたちでものがたりをまとめあげることが多い。

今回読んだ『パラドクス・ブルー』もそうであった。

じつに彼らしいトリックと構成で物語は進行していく。

『クラウン』では物語のすべては年表にして発表されていた。盤外に示された事実とそれに翻弄されながらも盤上から盤外を覆そうとする登場人物たち。

視聴者である我々も物語の登場人物にすぎないのだといわんばかりの構成は今作でも健在である。

この作家にかかれば全ては狂言回しの猿にすぎない。

きっとそれは作者も・・・・

パラドクスなパラドクス・ブルーの物語。

なかなか楽しく読ませていただきました。

中西達郎さんがいまだに物語を作り続けてくださっていることを知って、それだけでてれびんはけっこう満足です。

これからも楽しい物語を読ませてくださいな。

パラドクス・ブルー(3) [ 中西達郎 ]

価格:600円
(2012/8/8 02:39時点)
感想(1件)

2012年8月 7日 (火)

ひかりのみちを歩きつづけている「これは恋です」が素晴らしいですね

これは恋です(6) [ 遊知やよみ ]

価格:420円
(2012/8/7 03:22時点)
感想(4件)

『これは恋です』を6巻の途中まで読んだのですが、前回の記事で書いた内容を相当自覚的にやっているのがわかり、コレは満足です。

この物語は登場人物がかなり頭が良くて、ホントに驚きました。

たとえば5巻で、主人公の男性教諭(通称 綾ちゃん)が自制心を抑えきれず担当の女生徒(遠藤)に告白をしてしまうシーン。

通常なら「綾ちゃんっ!わたし嬉しい!!(ひしっ)」「おれもだっ(だきっ)」となる展開のはずなのに作者はきちんとわかっていて綾ちゃんに次のようなセリフを言わせています

「なんだろ・・・この部屋、暗いな・・・

夜だからか・・・・・・・

変だ・・・・・・・

遠藤に触れれば触れるほど、周りが暗くなっていくような気がする」

ホントに素晴らしいっ!

きちんと「まっとう」な物語をやっているのが、これは素晴らしいですね。

欲をいうなら、こういうモノローグを言わせず、絵で表現していたらもっと深みがましたのだとは思うのですが「わからせる」ことを優先するならグッドチョイスなのでしょう。

そして6巻で遠藤はあることを知り、その結果「光り輝く道」を進むことになります。

いやあ、真っ当な道をまっとうに進んでいく物語はいいですねぇ。

もちろんダメになっていくのはそれはそれで味があるのですが、ぼくはこういうまっとうな物語も好物です。

ちなみに「正しすぎる」物語ってのあって、それはCARNIVALの記事ですね。一方「間違えるべくして間違えた」物語(つーか、まぁ間違えてしまうのは仕方ないよね)ってのもあってそういうのはシンフォニック=レインのことです。これも昔、勢いだけの感想記事に書いたので見てやって下さい。

これらはPCゲームなのですが、これは間違いなく傑作ですね。

やってないと人生の1%くらいは損しているかもしれないってくらいには、傑作です。まぁ、世の中には1%の損の物語ってそれなりにあって、全部足すと100%を超えるのですが、数字ってそういうものじゃないのよ?ってことだけは書いておきます。

まぁ、「これは恋です」はCARNIVALやシンフォニック=レインにははるかに及ばないのですが、それでも結構いい物語ですね。

うわぁ、かなり満足。

シンフォニック=レイン 普及版

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感想(1件)

CARNIVAL 

CARNIVAL ダウンロード料金 2800円

[報告]「坂道のアポロン」「Sugar」「RIN」とりあえず読み終えました(そして気づいたら半分くらいがおおかみこどものはなしだった・・・)

まぁ、読み終えたぞってことだけでも書いておこうかなと思ってあげました。

坂道のアポロンは @sajiki さんから以前おすすめされたもので、Sugarはアッシュさんに勧められたものです。

どちらもマンガが上手いのはわかるのだけれど、ぼくの趣味ではなかったですね(苦笑)

なのであまり書くことが思いつかないのですが、所感だけでも書き留めておこうかと。

坂道のアポロンは、少年たちが自立していくモノガタリとして読みました。時代背景が戦後(Wikipediaによると1966年なのか)に設定してあるのは、今の時代を背景にすると作者が描きたい成長物語を書きづらいからなのかな?(まぁ、その次代が好きだからなのかもしれないけれど)

そこで少年同士の友情と痛み、そして成長を軸に展開されていると感じました。

ああ、ちなみにふと思い出したのですが、坂道のアポロンのはなしをするならばこの時代背景が描く「昔語り」という舞台装置について言及できるのでした。

えっと、これは以前の昭和元禄落語心中とコクリコ坂のはなし、そして先日の「おおかみこどものあめとゆき」にもつながる話だと思います。

こういう「過ぎ去ってしまった時代」、あるいは「終わってしまった物語」には視聴者と物語に乖離を起こさせる側面があります。

どういう物語も作り手が作り終えた瞬間、ぼくたちが目にし始める瞬間には「結末が決定している」ものです。

しかしおもしろいことに、そういう物語をみているぼくたちは結末がきまっている物語を見ながらドキドキしたり、ワクワクしたりする。ハリー・ポッターとかなどはいい例だと思うのですが、子どもとハリーがシンクロし、物語中の行動とぼくたちの感覚が同時になっているような体感を与える。

「昔語り」という装置は、そういう一体感をぶった切る道具だとも言えます。

「おおかみこどものあめとゆき」という作品はそのあたりをうまく利用した作品で、ちょっと自分のなかでうまく言葉にならなくてもやもやしていた部分があったのですが、今日の朝ペトロニウスさんの記事を見て、なるほどと思ったところでもあります。ちょっと引用させてもらうと以下の部分

・・・・そして、にもかかわらず、全然僕の心を動かさなかった、凄い作品でもある(笑)。でも、それは、僕の主観的文脈からの視点なので、大多数の人には、「芸」としては意味があっても、普遍性のある文脈で問えるものではないと思うけどねぇ。

普遍性のある文脈で問うならばこの作品の良さを、

その叙情性の演出のレベルの高さ、

動機を過剰演出する視点を喪失した3人称的な視線(娘の過去の回想等形で、事実上の主人公である花と狼男の内面の動機や意識が完全に消去されている)による神の視点の構築(=主観のキャンセル)

類型化したキャラクターを動機の演出なしに外から動かすことによる「神話性」というか、そこまではいかないんだけど、『おとぎ話的』な中距離の視点獲得

それらに付随する、内面の強度の無さを埋める風景や空間の強度によって埋めてしまうリアル感の演出

というものがあって、いやーいまって凄いなぁ、たぶん90-00年代の20年間くらいのやっぱり行きついた演出なんだよね。それまで強調されていた演出手法とまったく逆の方向。

中略

だから、僕が物語を問うのならば、主人公(=ここでは花ですね)の動機とその解決にフォーカスするのが、僕の批評の芸になるんですが、、、、もともと、細田守さんってのは、僕は個人の内面が全く書けない人だと思っています。どの作品も、さっぱり主人公の動機は不明だし、魅力的ではない。・・・と、ばっさり切ってしまいたいところなのですが、実は、そういう言い方をすると、細田守という人の価値を見誤る、と思っています。彼は、そもそもそういうものを書こうと意識していないと僕は思えるからです。彼の目指した演出技術は、そこではない。『サマーウォーズ』が地方の名家の家族の関係性をベースに置いていたように、この人の視線は、キャラクターを内面から問うという視点が全然ありません。すべてを「外面から見ている視点」で捉えようとしています。だから、『サマーウォーズ』の主人公クラスの個々のキャラクターの持つ実存や内面はあいまいでさっぱりわからないですが、、、えっと意味が伝わるでしょうが?

物語三昧~できればより深く物語を楽しむために(一部こちらの判断で拡大してあったりします)

『おおかみこどもの雨と雪』 細田守監督 細田守ブランドの確立~失われていたファミリー層を吸収するアニメーションブランドの登場

この太字のところをみて、やっと腑に落ちました。(そして今気づく、タイトルに漢字使われていたんだ・・・!?あとでタイトルそっと直しておこう・・・)

この映画の批判に対してヒロインの花の動機や行動の見積の甘さなど、さまざまな意見が出ているのですが、それらの意見にはけっこう賛同できる点も多く、その一方で、でもそれはこの作品に対する適正なツッコミどころなのだろうかという疑問が自分の中にあったんですね。

ぼく個人の感想は記事にも書いたようにこういう「起こってしまった出来事」に対して苦言を呈するのは、この作品にたいしてはなにかが違うという思いがありました。

そしてそれは何故なのか、というならば演出がそういうツッコミをするようになっていないのではないか、という意見だったわけです。

それが「昔語り」であったり、外面からの記述だったりする。

外面からの記述というとわかりにくいかもしれないけれど、関係性を描く、ということだと思います。

ぼくたちは相手の内面を見ることによって他者を判断している「だけ」ではないですよね。むしろそのひとがどういう関係性を構築しており、その関係性のなかでどういう行動をとっているのかをみている。

だからこそ関係性に着目すればその人物がどのような動きををするのかをある程度は推測が可能です。

もちろん内部の人間は悩み、思考する。でも関係性のみから見ていくと自動的に浮かび上がってくる答え、行動がある。

こういう自動人形的な考えを用いた作品ってのは他にもあって、たとえば「うみねこのなく頃に」であったり「まどか☆マギカ」「Fate/zero」だったりする。

・・・えっと、なにが言いたいんだったっけか?

そうそう、昔語りです。昔語りの引き起こす作用。

とにかくこういう昔語りというのは物語をお伽話化させてしまい、「むかしむかし・・・」というそれ以外に答えの可能性を潰す役割を果たしている。

これが同時代を生きているものになると「いや、こういう方法がある」とか「こういう選択をするといいんだ」という選択の可能性が生まれてくることになります。

だからこういう「昔語り」装置を用いられた「おおかみこどもの雨と雪」は内面の見えなさや、とりえなかった選択肢がクリティカルな批判となり得ないのではないか(なんとかまとまった?・・・ムリ?)

などということを言えるのじゃないかと。

そういう点で「坂道のアポロン」も過ぎ去ってしまった時代の成長ドラマとしてけっこうフラットな視点で見ていた気がします。

それで(まだ終わりじゃなかった・・・)、Sugarなのですが、これを見ていて思ったのは「ああ、新井英樹という作家はぼくの趣味ではないのだろうな」ということでした。

これどっかで書いたかもしれないけれど、新井英樹という作家はホントに社会のなかで生きづらいのだろうな、と思います。

ちょっとそのはなしをするまえにボクシングの動きのシーンだけに言及しておくと、うん、コレはすごかった

これだけで新井英樹という作家の非凡さは窺い知れるだろうと思う。

で、それは漫画的な魅せ方や演出のはなしだと思います。

逆に精神性でいうならば、やはり「生きづらいだろう」という感想が湧いてくる。

ぼくは新井英樹さんと会ったこともないし、インタビューも読んだことないからマンガを読んだ中からの判断なのですが、かれは社会の中のマイノリティな感覚をつねにもって生きているのじゃないかと思います。

そしてそこにたいして、自分がマイノリティであらなければならない、あるいは他者がそうでなければならないことにたいして、告発の動機を背負っているのではないかと思います。

だからこそSugarやキーチなどのマンガを書いているのでしょう。

そういえば風邪で倒れているときに、あるプロボクサーがテレビでこんなはなしをしていました。

ウチの会長(元世界チャンピオンか何か)ね、練習中の子ども(小中学生だっけか)のところに行って「おじさん日本で最年少のチャンピオンになったんだよ。君もそういうの目指しているの?」ってはなしをするんだ。すると子どもが「はいっ、ぼくもその記録を抜けるように頑張りますっ!」って返すんだ。するとニコッとわらって「お前なんかがなれるか、ヴァーーカ!」って怒鳴るんですよ。

いや、ふと思い出したので書いただけなのですけれどね。

こういうひとって、おそらく「才能」だけでいろいろなものを獲得してきた人間で、社会的にいえば圧倒的なマイノリティなんだろうと思います。

うーーーんと、正確に言えば「社会で生きていくための能力が足りていない」のだと思います。

そういうハンデ(?)を才能によってねじ伏せて、社会的な地位を手に入れ、社会にコミットする。

おそらく新井英樹さんもそういう方向に近いのだと思います。

まぁ、新井英樹さんに関してはこんなところでいいや。

ちなみにシュガーとRINに関して言えば、やはりSugarのほうが完成度が高いことは否めない。RINではシュガー時代からずーっと描いてきた結実が見えないまま、それこそ現実そのままにスレ違い、ドラマなどなかった形で集結していく。

こういうことを描きたかったのだ、ともしかしたら言うのかもしれないが、もう少しドラマティカルに描かれていた方がRINは面白く追われただろうな、というのが感想です。

2012年8月 6日 (月)

「これは恋です」が青空エールの河原和音の「先生」と決定的にちがうひとつの視点

これは恋です(4) [ 遊知やよみ ]

価格:420円
(2012/8/6 15:42時点)
感想(4件)

評価 3.0(中途評価)

個人的評価 3.5

遊知やよみ著の「これは恋です」を4巻まで読み終わりました。

教師と生徒の恋愛話なので、どういうはなしなのだろうとワクワクして読んでいました。

これを読みながら気にしていたのは「どういうことを描きたいのだろうか?」という、いつもどおりのこと。

少女漫画系にはこういう先生と生徒といった「禁断の愛」系のものがけっこうあります。

たとえば青空エールの作者さんのデビュー作「先生」とか

先生!(1) [ 河原和音 ]

価格:650円
(2012/8/6 16:28時点)
感想(5件)

花とゆめ系でいうなら最近完結した田中ロボ先生の「キスよりも早く」

キスよりも早く(第8巻) [ 田中メカ ]

価格:420円
(2012/8/6 16:30時点)
感想(49件)

ほかにもいろいろな場所で使われている素材です。

先述の衝動と欲望系の少女コミックでもその題材はかなり使われているはずで、ちょっとぼくがそちらに詳しくないからタイトルとか思い出せないけれど「鬼畜な教師とそれに魅せられた女生徒」という題材でいくらかアルはずです。

というか、少女コミックの読者は基本学生なわけでして、彼女たちに一番身近な社会的空間は学校なんですよね。

だからそういう読者を対象にした少女コミックの舞台は古くから学校が舞台であることが多く。その多くが生徒同士の恋である一方、同時に禁断の恋である教師と生徒の恋愛が描かれるのは、まぁ必然かと。

ちなみに禁断の愛系統の別の作品をいうなら最近の話題作「僕は妹に恋をする」とか

僕は妹に恋をする(9) [ 青木琴美 ]

価格:410円
(2012/8/6 16:30時点)
感想(16件)

北川みゆき著の「罪に濡れたふたり」とかがあります。

ぼくが好きな作品としては猫山宮緒著の「今日もみんな元気です」ってのもありまして、これは個人的に大好き。

そこで「禁断の愛」の系統である「これは恋です」なのですが、この系統の中でもこの作品はいったい何処に分類されるのだろうか。

べつにそういう分類をしながら見ていたわけではないんですけれどね。ついつい比較していたらああ、こういう分類になるのか、という。

これでスタート地点にはなしが戻るのですが、少女コミック系を分類すると「衝動・欲望系」と「乙女の恋系(心情寄り添い型)」、「ヒロイックサーガ型(客観視点の包含)」などに分類されると見ていて(べつにきちんと分けてきたわけではなく、所感として)、今回でいうなら2番目の亜系かな、と。

これのなかには「先生」や「キスよりも早く」とかも含まれるんだけれど、「これは恋です」ってのはそれらとはちょっと違っている。

ちょっと細かい分類のはなしは面白く無いので、結論から書くと

「これは恋です」という作品は「恥のない恋愛」を描こうとしている

作品なんだろうな、という印象です。

この「恥のない」というのをどういうことかというと、「周囲にきちんと認められる」恋愛と言い換えてもいい。

恋愛物の展開の多くは「あなたがいればそれでいいっ(ひしっ)」って内容が多く、場合によっては周囲に忍ぶ恋というのも珍しくはない。

まあ、互いに互いしか見れないそういうはなしも面白いといえば面白いのですが、決して世間に公開できないということで常にどこかしらの後ろめたさを抱えた作品となっていく。

「キスよりも早く」などはそういう部分をギャグにすることでガス抜きをしているのですが、「先生」は全編にわたってそういうほの暗さが漂っている。

そういう暗さの作品も面白いのではありますが、そうではなく、もっと健全なかたちってあるんじゃないの、ってのが「これは恋です」とかの系統だとみています(まぁ、結末見てないからなんとも言えないけれど)

まぁ、続きを読んでみるとします。

辺名せんせい、変ですっ。とくに顔・・・いや、頭がっ!

これは恋です(1) [ 遊知やよみ ]

価格:420円
(2012/8/6 04:51時点)
感想(6件)

これは恋ですを2巻まで読み終わって、けっこう丁寧にはなしを構成していていいなぁ、と思ってみているのですが

どーーーしても、気になることがあったので、一言

辺名せんせい、変ですっ!あなたのアタマ、やっぱり変です!

登場キャラのひとりがどうみてもヅラとかにしか思えないんですよね・・・

そんなわけないのに。なんか顔面と頭部が分かれているような絵なんですよ。地味に気になる

ちょっと発散したかったこの気持

読み始めました

これは恋です(1) [ 遊知やよみ ]

価格:420円
(2012/8/6 02:18時点)
感想(6件)

うわーー、なんか胸が痛い。

こういうドキドキはいつ見ても緊張します

体験する才能を鍛えるネイチャージモンがけっこう面白い。都会でサバイバルする男の追跡記

ネイチャージモン(4) [ 刃森尊 ]

価格:580円
(2012/8/6 01:13時点)
感想(10件)

評価 3.5

個人的評価 3.5

雑誌の連載で見かけて気になっていたので、2巻まで読んでみた。

いろいろ突っ込むところはあるんだけれど、それでも説得力在るよなぁ。

自分の芸能界での稼ぎを「サバイバル」につぎ込んで修行する姿とか、旨い肉を食うために全力を尽くす姿とか

都会の街なかで「わざと熱中症にかかる訓練」とか「傘をささないで雨に濡れる訓練」

こういう「体験する」ことを重視する姿ってのは、、、ああ、けっこうわかるなぁって思います。

ぼくもけっこう似たような理屈で動く(とはいえ、これほど偏ってはいないのですがw)ので、このひとの言っていることってのがかなり分かる部分があります。

この人の主張ってのはきっと自殺島に関するペトロニウスさんのはなしにつながる、っていうか、(時代に乗り遅れながら笑)現代での実践者のはなしだと思うんですよね。

べつに全巻読む必要はないと思うけれど、1,2巻適当に読んでみると面白いと思いますよ。

自殺島(2) [ 森恒二 ]

価格:540円
(2012/8/6 01:26時点)
感想(17件)

欲望と衝動の媚薬カフェの楽しみ方

媚薬カフェ(7) [ 右京あやね ]

価格:420円
(2012/8/6 00:20時点)
感想(9件)

評価 2.0

個人的評価 2.0

右京あやねさんの媚薬カフェを読了しました。

ぼくはこういうはなしってけっこう好きなんだけれど、それは作者の衝動と欲望が正直に反映されているからです。

でも、こういうはなしを大嫌いなひともいるんじゃないかと思います。

だってイケメンヒーローがいて、そいつが女子高生のヒロインに酒を呑ませて手篭めにする話なんですから笑

倫理的に見てもどうなんだってのはあります。

とはいえ、こういうはなしってのはそういうところを突っ込むものではないんだろうなってのは確かだと思います。

あと、こういうコミックを「少女誌」でやっているのも大きい。

このはなしを青年誌とかでやっていたらまた違う反応が返ってくるとは思いますよ。それこそ「男のエゴだっ!」とか大批判が起きるんじゃないかな。

でもそれは掲載誌が女性誌であることで回避される。

これは少女漫画とかに特定な状況ではなくて、少年漫画にもあらわれる現象だとおもいます。

徹底的にひどいめにあう男主人公。かれがそんな過酷な試練を与えられても許されるのは、それこそそれが「男の世界」だからってのがあります。

そこで媚薬カフェとかも同じパターン。

媚薬カフェを読みながら気にしていたのは「これはどんな物語なのか?」ということです。

作者は何を描きたくて、ぼくたちはなにを読み取ると楽しめるのだろう。

今回は「欲望と衝動」ですね。

けっこうフラワー系のコミックにはこういう話が多い用に思います。

たとえば、一世を風靡した「快感フレーズ」

ぼくあれけっこう嫌いなんですが、系統としてはこの媚薬カフェの源流にあると思います。

こういう作品の傾向ってのはいかにして「欲望を煽り」「衝動を発動させるのか』というのが作品の力を決定づけると思います。

ちなみに媚薬カフェや快感フレーズはこの欲望というワードが性的な方向に行っていますが、この欲望をもっと幼いところに持っていったのが「うそつきリリィ」や、それこそ「きんぎょ注意報!」などに類するのだと思います。

こういう作品群を楽しむには、いったん自分の倫理観とは別枠の、作者の描きたい「衝動と欲望」を感じ取ってそれに乗るのが重要でしょう。

少女漫画ってのは壮大な世界観をもつ「普遍的な意味をもつ傑作」がある一方、こういう「一瞬の快感を重視した良作(普通作)」があります。

今回はこれは後者に当たります。

前者は男性的な個人的な価値観でも楽しめるのですが、後者に関しては作者に対してチューニングをしてあげないと難しいでしょうね。

またコレ以外にもリボン系によくある「女の子のドキドキ」を重視した作品ってのもあって、それはそれでまた別のスイッチが必要なのかもしれません。

こんかい気になってた媚薬カフェを読めたのは、うん、良かった。

スレンダーな美少女が主役でけっこう気になってたんですよねー(笑)

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感想(8件)

2012年8月 5日 (日)

フェンシング見とる

ルールがわかりません!

ただ、なんかヒリヒリした戦いしていて凄いよなぁってのがわかります。

こういうギリギリの戦いに身を投じるひとたちってのは、どういう精神なんでしょうね。

いま目の前で残り2秒で同点になってますが、あーー、すっげぇな。

こういうの見ると猛烈に素晴らしいスポーツ漫画見たくなりますね。

そのうちフェンシングを題材にしたものもでてくるかなぁ、、、楽しみです。

お、勝った!メダル確定か。一瞬の攻防だなぁ

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感想(39件)

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機動武闘伝Gガンダム

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感想(9件)

評価 2.5

個人的評価 3.0

風邪で寝込んでいる土日をずーっとGガンを流して過ごしました。

そこそこ興味があるけれど、途中で寝たりネタバレになっても「まぁ、いいや」ってレベルの作品(個人的にはケロロ軍曹レベルの興味)を流したかったんですよ。Gガンダム好きのひとはまじめに見ろって言うかもしれないけれど、、、ごめん、難しい。やっぱり4クールってのは長いよ。

ガンダムファイト決勝戦の半分は寝てました(風邪の人間としてはただしい)。他に夏雪ランデブー読んだりね(それはおかしい)。

それにしてもGガンダムをみていると「なんでこんな話にしたんだろうな?」って疑問にぶち当たります。

ガンダムって基本的にはリアルロボットのはずなんですが、この作品だけスーパーロボットなんですよね。

だからドモンが「うぉぉぉぉぉっ!」とか気合を入れるとガンダムの基本性能があがったりしますし。いやー、おかしい!

これの対比で思い起こすのはサイバーフォーミュラのTVシリーズとかガオガイガーとかです。

このごった煮感が、80年代後半から90年代前半っぽくてとても懐かしかった。

まぁ、ガオガイガーはシナリオとしてはもうちょっと洗練されている用に見えますが、どうでしょう?

ここでサイバーフォーミュラやガオガイガーの話をするとあっちこっちに飛ぶのでちょっとそれは置いておきましょう。

<過去記事>
サイバーフォーミュラSIN感想~最強の主人公を倒すブリード加賀とは何者なのか?~ (400字)
サイバーフォーミュラSIN(ブリード加賀篇)
サイバーフォーミュラSIN(3話終了時点)のすばらしさ(ついでにバクマンとの対比)について

「勇者」の物語を支え承認し続ける「王」についてー「運命に身を投じていくものたちの物語」ー勇者王ガオガイガーの長官がとても面白いですー

だいたいキングオブハートの紋章とか、シャッフル同盟ってのはなんなんでしょう。あんな紋章が継承されて、力になっていくってのは理解できないのですが、この時代の物語ってのはこういうわけのわからなさを内包している気がします。

とはいえこういうあれやこれやのことが起こる物語というのはそれでも、一定のルールが存在します。それは基本的にシンプルな骨子の物語をもっていることです。

さきほどのサイバーフォーミュラでいうならば「少年の成長とその証明としてのチャンピオンの称号」でありますし、Gガンでいうならばやはり「ドモンの(精神的)成長とその結実としての強敵(デビルガンダム)の撃破」というものがたりに集約されます。

肉体のみ成長して精神的成熟のみられないドモンという子どもがちょっと大人になる物語なんですよね。

そして成熟のご褒美としてレインという妙齢の女性を手に入れることを許される。

これを書いていると、、、、あれ、こういうはなしどっかで読んだことなかったっけ?。。。と思うのですが、ああ、思い出せません。

これってつまり「母を手に入れる物語」なのかなぁ、と思うんですよねぇ。どうだろう。違うかもしれない。うーん。

まぁ、そういう「子どもが大人に成ること」を軸に据えているのがGガンで、その枠内に在る間はけっこういろんな話をしても許される。

それこそ保障がされているんですよね。最終的には大人になればいい、と。

だから45話くらいでは「レインが来るなって言うから(彼女の思いを汲んで)俺は彼女を追いかけられない」という話をしているわけです。

かれは40話以上かけて「他者」を手に入れ、父(マスター・アジア)を乗り越える「精神的自立」を果たしている。

その結果、かれは「相手のことを思いやる」こととなり、そのため精神的に惰弱な行動(に見えるもの)を行うこととなる。

こう考えるとけっこうやるべき話をしているなぁ、とは思うのですが、やはり4クールは長いですよね。

このテーマだけなら2クールもあれば十分だとは思うのですが、まぁ、大人の事情もあるのでこういうことになったのでしょう。

いやぁ、ちょっと見直したかった気がする作品ではあるから、この機会に見ることができてよかったです。

とにかく思い知らせる物語としての夏雪ランデブー

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評価 2.5

個人的評価 2.0

夏雪ランデブーを読了しました。

2巻の途中でとてつもなくうなぎが食いたくなって、困ってしまいました。

ちょうど今放映中の夏雪ランデブーですが、なーんか引っかかったため原作を読んでみました。

読んでいる途中で気にしていたのは「この物語ってなんのためにあるんだろう?」ってことでした。

別にリアルな人間関係を書きたいわけではないと思うんですよね。それなら幽霊なんて出す必要はないし、かれを物語の中心に据える必要はない。

じゃあ、過去との決別を描きたいのかというとそれも疑問が残る。

ぼくが納得がいったのは

「この物語は『思い知らせる』ことを主眼に据えたはなしなのだ」

ということでした。

そう考えるとじぶんのなかで腑に落ちることがけっこうあるんですよね。

最終的な目標地点があるにしては主張が見えてこない気がして、どうしてなんだろうって思っていました。

この物語は過程としての「思い知らせる」という行為に特化して描かれており、それが中心にある。

そうやって見ると物語序盤から葉月くんは毎日「思い知らされながら」店長と接しているんですね。

そして中盤以降では島尾くんと店長が「思い知らされて」いくことになります。

葉月くんは「思い知らされた」結果「島尾を背負った店長を背負う」決意をすることとなる。

ここの過程ってのは相当はぐらかされているのですが、それは作者的にはどうでもいい部分なんでしょうね。だいたいギミックとして葉月くんの日常は描かれるのですが、かれの家族構成や過去ってのは全く描かれない。

みているぼくたちは彼がどういう立場の人なのかもよくわからない始末です。

ここで話題にしたのは「思い知らせる」行為の結果は自動的に決定することです。

たとえば葉月くんを題材にすると、彼は「島尾を想い続ける店長」をみることによって思い知らされ続けるわけですね。この問にたいして得られる答えは「島尾を想い続ける店長をそのまま背負う」という結論になる(島尾を忘れさせるという解答もあるのですが、今回それは採択されなかった。解が複数あるからこそ早めに解答された可能性もあります)

続いて島尾ですが、彼の場合は葉月と店長の両方を知って思い知ることとなります。

葉月というのがどういう環境にあり、かれの店長への思いがどれほどであるのかをしる。また店長が自分以外にひとを好きになるという時間の流れや人の心を思い知ることになります。

そのような問いに対してかれが出す答えは「自らが身を引く」というものです。かれはもう死んでいる身の上であり、その結果をつきつけられる。

このようにしてこの物語はとにかく何か「思い知らせられる」ことに主眼をおいています。

そしてそのために必要であれば「背景」を用意するし、それに必要なければ無視する。

だからこの物語を見た人は「え?なんで店長は葉月を好きになるの?いままで亡くなった島尾を想っていた彼女は何なの?」とかそれこそ「葉月はなぜ店長をそこまで好きなの?」とか様々な疑問がでてくるんじゃないかと思います。

それこそ身を削りながらも店長を想い続ける葉月は「一目惚れ」というにはちょっと強すぎる感情ですよね。

でも、そういうのは描かないんですね。

だからこそこの物語はとても背景が希薄な作りになっている。

なるほど、結果ではなく過程に力を置くとこういう物語になるんですね。

ちょっとおもしろかったです。

追記

漫画としては・・・うーん、ちょっと微妙かもしれないです(苦笑)

2012年8月 4日 (土)

ノ・ゾ・キ・ア・ナ

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ちょっと読んでみているのですが、うん、エロいな~。

まぁ、それはいいのですがこういう作品ってどういう位置づけにアルんでしょうね。けっこう理解できないところがあって、(エロいもの見たさもあって)ちょくちょく気になります。

ただエロいだけの作品だから売れてるわけではないと思うんですよね。

それこそフェティシズムとか「隣のだれか」といった妄想を刺激する要素もあるから売れているのでしょう。

じゃあこういう作品が出てきた背景は何かとか、どうしてこういう作品に感情移入できるようになったのかって考えると・・・うーむ。

ちなみに気になるのは「素の人間を知りたい」というヒロインの感情ですね。

虚飾(?)を剥ぎとった人間がどれほど動物的で、そこから還元しきれない感情とかを見たいとかの衝動があるんでしょうか。

いや、わからないですねぇ。

とはいえ五木寛之の「青春の門」とか「鶴の恩返し」などのはなしを考えるならこういうフェティシズムへの傾向ってのは案外普遍的なのかもしれないのですが。

ちょっと続きを読んでみるとしますか

 

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夏風邪ひいてました。それにしても薬って凄いんですね。だって・・・

さいきん妙に食欲がなく、腰などの間接がいたく、肋骨のあたりが気になるなと思っていたら夏風邪でした(なんだって!?)

数日間からだを騙し騙し使ってきたのですが、風邪とは想像も出来ませんでした。

そのため昨夜からずーっと寝ております。

昨夜はバンダイチャンネルでGガンダムを流し続け、気づいたら19話まで言ってました。うん。リアルロボットの世界になぜ、スーパーロボットを持ち込んだのでしょう。よくわからないけれどマスター・アジアが格好いいから良しとしましょう。

で、Gガンダム流しながらなろう小説を読みゴロゴロしていたのですがからだの状態があまり良くなりません。

気持ち楽にはなっている気がするのですが、あまり実感できないんですよね。

これは薬の出番かと思ったのですが、わが家のストックを切らしていたようで今日の昼に買いに行って来ました。

なにか食べてから飲めという指示なので生春巻きをつくり(あれってなんであんなに巻きづらいんでしょう?)、呑んでみるととてもよく効きます。

くすりって凄いんですね。

ぼくが買ってきたのはセシオンハイという風邪薬なのですがけっこういろいろな効能があるみたいです。

ちょっと見てみると

イブプロフェン

つまりNSAIDsですね。COXをターゲットにしてプロスタノイドの生成を阻害する。なるほど、どうりで「本剤を飲んで喘息が出た人は飲まないで下さい」とあるわけです。解熱鎮痛剤と書いてあります。納得ですね。ちなみにCOX阻害薬は副作用として喘息を起こすのです。

フマル酸クレマスチン

抗ヒスタミン剤とかいてあります。これは勉強したことがない薬ですが、調べてみると持続性が10~12時間ある薬のようですね。H1受容体が気管支平滑筋の収縮などに関与し、H2受容体が気道粘膜の粘液分泌を促進することを考えると、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状を抑えることが納得です。

塩化リゾチーム

抗炎症薬のようですね。グリコサミノグリカンの分解作用があるということなのですが、これと炎症にどういう関係があるのか・・・勉強不足でよく知りません。

塩酸ブロムヘキシン

せきやたんに効果があるとかいてあります。気道粘液の分泌を促進するらしいのですが、どういうメカニズムで起こるのか知りません。ただ、これなら痰の切れがよくなることは納得します。

あと他にも入っているようですが、まぁ、いいでしょう。

それにしてもくすりってホントに効くんですねぇ。ぼくは大きくなるまで薬ってものを極力飲まないできた人なので、こういう効果を実感するとけっこう感動します。

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2012年8月 2日 (木)

レンタルマギカ 最後の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)

なんていうか・・・・すっげぇ、面白かった!

いままでの積み重ねが一所にあつまって、ぐわーーって展開していくさまはとてつもない爽快感を与えてくれます。

いいよなー、魔法。こういう小さな祈りの積み重ねは素晴らしいですね、

過去記事 レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い レビュー

2012年8月 1日 (水)

ファイブレイン 神のパズル 2期 第16話 >憎しみの欠片(ピース)

アナのアトリエがある第2美術室に現れた謎の女性。それは、アナの姉・イヴだった。久々の再会を喜ぶアナ。しかし、優しかったはずの姉は、変貌していた――。
オルペウス・リングを付けて「ファイ・ブレインの子供」を名乗るイヴは、ミゼルカを同伴してカイトにパズル・バトルを挑む。イヴが用意したパズルとは……?

うーわーー、すばらしかったわー

とてもとても、すばらしかったわー

圧倒的な才能が凡人を叩き潰す話って惹かれる部分があります。

今回はアナの物語。

かつてこころを閉ざしていたアナは姉の絵によって救われた。しかし皮肉なことにそれで絵に興味を持ったアナは才能を開花させ、その創作物で姉にぜつぼうを与えてしまう。

好きなものがあり、その道でいちばんになれなかった人間はこういう風になってしまうのでしょうね。

ぼくはこれを見ていて『ここはグリーンウッド』の忍くんのお姉さんを思い出しました。

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彼女もイブと同じ才能に虐げられた人間です。

どうしても超えられない壁。それを軽々と超えていく弟。

徐々に、徐々にその顔は屈辱に染まっていきます。

なんで自分は超えられないのだろう。なんであいつばかりが先にすすめるのだろう。ちくしょうっ。ちくしょうっ!

ってなことでどんどん弟を憎むようになります。

ここはグリーンウッドでは、この姉弟の問題に答えが描かれることはありませんでした。

今回も描かれることはありませんでした。

しかしここはグリーンウッドがギャグで流していたところを、きちんと描いていた点で先を行ったともいえます。

「才能」というのはおそらく、存在するのでしょう。

努力で超えられない壁がきっとあるのだと思います。

それが現実なのでしょう。

だから才能を描く物語は冷酷な現実を描くことになってしまう。

羽海野チカさんは才能を題材にしたマンガを書く作家さんです。『はちみつとクローバー』『3月のライオン』。

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どちらも実際的な話になってしまいます。

強いものは勝ち。弱いものは負ける。

選ばれるものと選ばれないものは明確です。

今回の物語でも、アナはラストに語ります。

「アナにはわかる。お姉ちゃんはもう、絵を描かない」

乾いた笑いで「わたしも頑張る」と弟を応援する姉。それを悟ってしまう弟。

今回のはなしは素晴らしかったですね!

追記

とはいえこの話で一番好きなのは、やはりアナなんですけれどね。姉の描いた感情を理解し、その上で真正面から受け止める。その有り様がとても好きです。

本能と理性が融合していて、素敵です。

あ、ここはグリーンウッドのアニメで渚さんの回あった

 

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