2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

無料ブログはココログ

« マブラブ トータル・イクリプス 第一話「帝都燃ゆ(前編)」 | トップページ | 夏休み入りました~ »

2012年7月16日 (月)

『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A’s』 少女と日常

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's Original Soundtrack

新品価格
¥3,150から
(2012/7/16 17:20時点)

評価 4.0

個人的評価 4.0

日曜日に『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A’s』を見てきました。

見終えたあとに「あー、わざわざ山梨から出てきて良かった~」と思いましたね。山梨から立川まで片道2時間くらいかかるのですが、その価値が全然ありました。

もちろんマイナスかな~、って部分はあるのですがそれも含めて『行ってよかったな』と思いました。

ぼくはストーリーの展開の細かいところへうまく言及は出来ないのですが、見終えた後の総合的な感想としては「これは日常の物語だったのだろうな」というものでした。

前作、つまりテレビシリーズではA'sの物語とは「なのはとフェイト」の非日常の物語だったのですが、映画版は「はやてとヴォルケンリッター」の日常の物語に再構成されている用に感じました。

そう思いながら見ていると、物語の端々で世界より少女たちの日常を優先するワードが出ています。

映画開始当初でなのは側の物語が相当端折られていたのでもうちょっと時間をかけないとレイジングハートさんたちの決意やなのはたちの力を求める思いが伝わりづらいんじゃないかなぁと思ったのですが、それもはやての日常を軸として描くためだったのだろうなというところで納得しました。

ぼく自身はなのはの物語というのは重厚な厚みを前提として描かれたのではなく、インスタントでコンスタントな快楽装置を用いて作られた物語だと感じています。

さきほどDOG DAYSの最新話を見ていたのですが、都築真紀という作り手の本質はそういう即席の快楽(それも高度な)を提供するエンターテイナーであるんじゃないか。『なのは』は一見深みのある物語に見えるけれど、それは話が拡大していく上で結果的に生まれてきた重層性であり、その本質は視聴者の喜ぶ快楽の原則に沿って作られた存在に見えます。(※1)

「なのは」「DOG DAYS」という作品を生み出してきた都築真紀は「ナウシカ」「ラピュタ」を生み出した宮崎駿や「攻殻機動隊」「東のエデン」を監督してきた神山健治のような普遍性、時代性のある作品は描けないかもしれない。

この辺りの差異についてはあざの耕平さんのポリフォニカ外伝小説が参考になる。こちらは物語、あちらは音楽という違いはありますが「大衆芸術と芸術」の差がわかりやすい形で描かれています。

ただ大衆に寄り添っているからこそ描ける「日常」というのもきっと在るのではないかと思い、ここ数年の都築真紀作品は徐々に日常がテーマの作品が増えているように思います。

それこそいま放映されている『DOG DAYS』もそうですし、『魔法少女リリカルなのはViVid』などもそれにあたります。

ペトロニウスさんが物語三昧で日常が現在のエンターテイメントの最前線なんだと言っているのを見て「そうなんだー」と思ったぼくなのですが(※2)、今回のなのはの物語は「八神はやての日常」だったように思えます。はやてとヴォルケンリッター、夜天(闇)の魔導書とはやての関係性を描くことによって一度創りだされた物語を再構築している。

ただ、都築真紀さんが都築真紀さんである所以はそういう日常描写も物語を駆動させる「ギミック」として利用している感があるところです。

この文書はあくまでぼくの主観なので聞き(読み)流してほしいところもあるのですが(※3)、都築真紀さんはそういう道具や時代の流れを利用して作る作家さんなのかもしれない。

だから物語の裏には何処か空虚な空気が漂っているし(主観です)、地続きの世界が揺らいでいるようにも見える(主観です)。

そういう一面欠点となりやすい部分も「利用」しているところが「なのは」せかいの魅力であるようにぼくには思えます。

同人誌があれほど出ているのもそういう所に由来するのかもしれない。

ここ数年都築真紀という作家の作品を見ているが、(くり返し言うがぼくの主観では)都築真紀には伝えたい主張とかはほとんどないのではないだろうか、と思わせられる。

その点が竜騎士07さんの作る世界とかとは圧倒的に異なる。

そう考えると谷川流、都築真紀という作家はぼくのなかで同軸上に在るのかもしれない(思いつき)。

・・・あれ?映画の感想してなくない?

・・・えーと、レイジングハートさんたち最高でした。ヴィータさんも良かったよね~

戦闘シーンもよかったからTVシリーズみていたひとは見るといいと思います。(適当)

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st<初回限定版> [Blu-ray]

新品価格
¥6,889から
(2012/7/16 17:25時点)

※1 ただ、物語はその大半が作られていく過程で新たな設定が作られ作者が当初想像もしていなかった重層性を帯びる側面があるでしょう

※2 ぼく個人には時代感覚というのがないんですよね(汗)。だから周りに教えてもらって「へー、いまはこれがトレンドなのかぁ(・・・全く知らんかった)」と知るという・・・

※3 しかも書きながら内容を考えているので、書き始めた時点と考えがちょこちょこ変わっています。面倒くさいのでほとんど直していないのですが、感想で明らかにおかしいところはそのへんが原因です。きっと。

« マブラブ トータル・イクリプス 第一話「帝都燃ゆ(前編)」 | トップページ | 夏休み入りました~ »

動画/読書レビュー」カテゴリの記事

物語解釈」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1226196/46346846

この記事へのトラックバック一覧です: 『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A’s』 少女と日常:

« マブラブ トータル・イクリプス 第一話「帝都燃ゆ(前編)」 | トップページ | 夏休み入りました~ »

カウンター

カテゴリー

楽天アニメ

楽天コミック

ブログパーツ

  • いいねボタン