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2011年4月 3日 (日)

ドラえもんという奇跡についての覚書

ちょっとツイッターで話題にした内容が自分的に興味深かったので、記事にしてみます。

始まりは「日中文化交流」と書いてオタ活動と読むの記事での中国オタク「なぜ出木杉くんはしずかちゃんとくっつかず、活躍もしなかったんだろう?」という内容でした。

中国系の掲示板は面白いもので、彼らの疑問や反応を通して日本と中国の共通点や差異が見えます。

いろいろ見るべきものはあるとおもうのですが、私が気になったのはこの一文

秒速5センチメートル見た後にのび太のドラえもん介入後の人生ストーリーを見ると、その差に愕然とする。

この言葉がなんとなく気になったのでツイッターで流したところ、知り合いが反応してくれたので反応して書いているうちに気になった理由が少しわかりました。

ちょっとその時のツイートを示してみましょう

中国オタク「なぜ出木杉くんはしずかちゃんとくっつかず、活躍もしなかったんだろう?」 http://feedly.com/k/fKQn61 秒速5センチメートル見た後にのび太のドラえもん介入後の人生ストーリーを見ると、その差に愕然とする。 とか面白いな、と思いながら聴いてた

@agehatan そうですね。のび太の結婚前夜をみると理由は全てこもってますね。ただ、設定上ドラえもんがいたからそこに辿りつけたんでしょうね。いない場合は秒速5センチメートルみたいになってしまった可能性があるのだろうな~

さっきのドラえもんと秒速5センチメートルの中国オタクの意見に関して、ドラえもんがいなくなった世界を描いた物語としては「隙間のない引き出し http://goo.gl/qHTf 」が面白い。ドラえもんというファクターを思う

だいたい、言いたいことはここで書いてあります。

わたしは以前、『約束された結末にコミットしたくない―『秒速5センチメートル』を見て』という記事を書きました。

で、ここでも書いているのですが「ああ。そうなるよね」という物語はちょっとな~、という部分がある。(描いている種類によってはそういうのも好きなんですが・・・)

このへんは私の想像なんですが、中国オタクの人もおんなじようなことを感じたのではないかな。

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つまり、『秒速5センチメートル』という映画は『ドラえもんのいない世界でののび太くんとしずかちゃん』という見方もできる。

もちろんドラえもんがいないから『こうなる』わけではない。でも、そうなる可能性があるよね、ということを言いたいのだ。

実際ドラえもんのいない世界ではのび太は『ジャイ子』と結婚するのだ。その過程に如何様なことがあるかはわからないが、「しずかちゃんとは結ばれない」

「のび太の結婚前夜」までのび太が辿りつけるのは、偏にドラえもんという「奇跡」があってこそだった。

隙間のない引き出し(当ブログでの初出記事ココ)で「ドラえもんがさったあとの世界」がああなってしまうのも、それは当たり前のことなのではないかと思います。

ただ、わたしが上記のWEBコミックを好きなのはその当たり前を乗り越える奇跡があるからなのかもしれない。

そして秒速5センチメートルにコミットできないのもそこが原因の一端にあるのでしょう。

とにかく、『ドラえもん』はドラえもんが「いる」ということ自体が「ひとつの奇跡」だと考えると少し楽しい気分になったてれびんでした

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