2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

ウェブページ

無料ブログはココログ

« なんだかんだで日本ってすごいよね | トップページ | やっぱこういうの好きなんだな »

2010年9月26日 (日)

「死」から「誕生」へ、そして「誕生」からその先へ―『愛人』の向こう側田中ユタカ『ミミア姫』―

この記事を読むのには2分10秒ほどかかります

田中ユタカさんの『ミミア姫』読んでいます。なんかもったいないので、大事に大事に読んでいます。

いま2話目が終了したところ。

この作品の舞台は『天国』とも呼ばれる場所です。ひとは念話(テレパシー)が使え、背中に翼が生えている世界。

そんななかでミミアは「ひと」(作中では神の子)として産まれます。テレパシーは使えず、未来も読めず、空も飛べない。でも見えない未来を一歩一歩歩んでいく。

これいいなぁ。

設定と(おそらく)テーマが素晴らしいです。田中ユタカさんの傑作『愛人』の先を描いているのではないかと言う気がします。

愛人-AI・REN- 上 特別愛蔵版 (ジェッツコミックス)

新品価格
¥1,575から
(2010/9/26 21:18時点)

『愛人』とは「確実な死を宣告された少年」と「確実な死を用意された少女」の物語です。かれらの物語に劇的な出来事はあまり起こりません。かれらを取り巻く世界、かれらがつながる世界は「滅び」を迎えようとしているなかかれらは「死を見つめて生きていきます」

予期されているようにかれらは死ぬのですが、そのかれらの残した想いと言うのはぼくたちのなかに残ります。

「それでもぼくたちは産まれ生きていくんだ」

そして今回のミミア姫はその「誕生」から描かれるんですね。

「死」をみつめて「誕生」へとつながった物語はこんどは「誕生」からはじまるんです。

しかもその世界は人が死んでから行くとされる「天国」。主人公のミミア以外はテレパシーが使え、未来が見え、空を飛べる。

この設定が素晴らしいのは、その逆を直感的に説明できるからです。

ミミアは言葉なくしてひとと分かりあう事が出来ない。これから「言葉」があれば世界とつながれることが直感的に分かります。同時に(まわりが簡単にできている)「人とつながる」ということがどういうものであるのかも彼女の体験を通して知ることができます。

未来を見えない空が飛べないという事は、一歩一歩手探りで未来を切り開くことを強調します。

人が人として当たり前にやっていることは凄いんだぞっ!

ってのがよくわかります。

いやぁ、大事に読もう。

ミミア姫(1) 「雲の都」のミミア姫~光の羽根のない子ども~ (アフタヌーンKC)

新品価格
¥590から
(2010/9/26 21:17時点)


« なんだかんだで日本ってすごいよね | トップページ | やっぱこういうの好きなんだな »

動画/読書レビュー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1226196/36940575

この記事へのトラックバック一覧です: 「死」から「誕生」へ、そして「誕生」からその先へ―『愛人』の向こう側田中ユタカ『ミミア姫』―:

« なんだかんだで日本ってすごいよね | トップページ | やっぱこういうの好きなんだな »

カウンター

カテゴリー

楽天アニメ

楽天コミック

ブログパーツ

  • いいねボタン