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2010年5月30日 (日)

『チムアポート』は読んでほしいなぁ



さて、今回は羅川真里茂さんの『チムアポート』の紹介です。

<簡単な紹介>
とある世界にはチムアというウサギに似ている生き物がいる。かれらは不思議な力が使え、人間たちから迫害されていた。これはザーザ村というところに住むポートというチムアの物語。そしてかれの友達、人間のジャバ・ウーの物語。薬師として生きるかれは世界にあるさまざまな想い、人と関わっていく。この物語は都合三編で構成されている。『戦士 ジャバ・ウー』『夢語り ジョー』『魔法使い ピノ』。

もし純然たるファンタジーを見たい人ならばこの本を手にとってもらいたい。『想い』というかたちのないものを描き切った傑作だと思う。ポートのかわいさに。ジャバ・ウーのあたたかさに。ジョーの在り方のうつくしさに。ピノのなかの強さに。ここでは描ききれない多くの要素に出会う事が出来る。

わたしは「ファンタジー」というものを「いまとは異なる別の世界」を描くことだと考えている。「空想」のせかいでも「偽物」の世界ではない。手を伸ばせば触れられるように。「わたしたちの隣にたしかに在る世界」を「感じられるように描いてあるもの」がファンタジーだと思う。

その点この『チムアポート』は見事である。空気まで描かれているようだ。わたしたちはこの本を読むことでポートの生きている世界を「感じる」ことができる。

この世界には差別もあれば殺しも強盗もある。「罪」はいたるところにある。作中のキャラクターが語るように「世界は狂っている」。それでもなおこの世界は美しい!そう思わせる傑作が此処にある。

また、この「罪」というテーマを背負った作品では『朝がまたくるから』が同時期に発売している。



これらについての感想というのは、時間を作って語りたいところではある。特に『朝が来るから』の2編目「半夏生」と『いちごの学校』については関連を語っておきたいところではある。



とはいえ今回の目的はあくまでも『紹介』。

もしいままで「少女コミックなんて読んだことない」「少年・青年コミックの面白いものしか見たことない」って人がいたら読んでみてほしい。これはジャンルを問わずに読んでもらいたい作品だ。

追記

ふと思ったのだが、「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」のような童話を思い出す作品だなぁ。

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