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2010年2月 9日 (火)

これが好きなんです:『戦闘城砦マスラヲ』『レイセン』

前回からまたしばらく記事があいてしまいましたね。今回は林トモアキ特集です。(とはいえ、前回の記事通りテスト中なのでそんなには書けませんが・・・。ついでに近況をここにちょろりと書いておくと「テスト期間中だってのに電撃の新刊買っちまってるぅぅぅぅっ!」lってところでしょうか。・・・フフフ、ヨユウハナイヨ)

わたしは林トモアキさんが好きというよりも、この「マスラヲ」がすごい好きなんですね。この作品の概要を簡単に説明すると「二ートの青年が電子の精霊(といえば聞こえはいいけどようは意思を持つウイルス)と出会って、ある秘密都市でバトルロイヤルを繰り広げるコメディ」です。この世界では勇者、妖怪、悪魔などといった「人外」のものが裏にいる設定の物語です。そんな世界に足を踏み入れてしまった(マジでなんの能力もない)引きこもり二ートの川村ヒデオ。かれはさまざまな偶然、はったり、勘違いを駆使して裏の世界を駆け抜けていく。

言っておきますが、「社会の不適合者は別の世界ではヒーロー」だった。とか、そういう話ではありません。(注意:あくまで表現方法として「不適合者」という用語を用いているだけです。他意はありませんよ)「ダメな自分のままで。運よく。たまたま。ありとあらゆる偶然、はったりがかれを「推し進めていく」」類の物語です。そうやって進んでいく中で「ほんのすこし」『望んだ自分に近づいていく』。そういう物語なんです。

『レイセン』というのはそんな『マスラヲ』の先の物語です。

端から見れば『マスラヲ』も『レイセン』も「コメディ」というひと要素でくくられるでしょう。「なんの力もない青年が、偶然の見方もあり、おもしろおかしく勝ち進んでいく」ありふれた物語です。

しかしそうやって『どこかで見たことある』はずなのに面白い。というのがこの作品の特徴ではないかと思います。そういう意味で、この作品はひどく『ライトノベル』的な作品です。『ライトノベル』というのは文字通り『ライト(軽く)に読めるノベル(小説)』です。そこには、新本格や最近のラノベなどのように『予想もつかない驚き』というのはなくてもいいはずなんですね。なぜなら『簡単に読めておもしろ』ければいいんです。『ありふれたアプローチ』であろうと、『どこかで見たような展開』であろうがお構いなしです。

そういう意味ではこの作品は、ひどく『ライトノベル』的だと思うんですね。(この『わかっていてもおもしろい』というのは、あらゆるジャンルで重要な要素ではないかと思う。落語などでもそうだが、『ストーリー(未来)を知っている』ことと『おもしろい』ことは必ずしも同一ではない。ライトノベルは文学作品とかとは異なり『娯楽』であるため、そのような要素は特に重要であろう。)

また作者の林トモアキさんが『レイセン』のあとがきで「『マスラヲ』が最高傑作」と言っているように、この作品はストーリーラインがしっかりしています。基本コメディですけど、一つ一つの事柄が少しずつヒデオのなかにたまっていくのがわかるように書かれているんですね。これは言いかえると『必然性』を作り出す。という作業だといってもいいと思うんです。「これがあるからラストの物語に説得力がでる」。そういう物語構成になっています。

個人的には「じつにいいバランスで作られた小説」であると考えています。

『レイセン』とマンガ版『マスラヲ』が、けっこう楽しかったんで、書いた記事でした。

補記

ドンキホーテを例にとるように『コメディ』は、裏を返すとすごく『シリアス』な物語にもなります。そう考えていくと、コメディの物語の中にヒデオを「ほんのすこし」成長させる要素が散りばめられているのがわかる気がします。

追記

・・・あれ、これでは感想じゃないよねぇ。『レイセン』の感想を箇条書きでいくつか書いておこう。

  • いやぁ、ノアレかわいいね。
  • 睡蓮もいいね。
  • ほむらとの絡みがかっこういいなぁ。成長が見える。
  • 『まわりに力のあるモノをひきつける』ちからも力だよね
  • 微妙に絡む非コメディ要素は物語のいい刺激。それにしてもこういうシビアなところは(いまの主流の)ファンタジー(というかラノベ)的ではないね。(あくまで印象だけど)ただ、こういう要素が物語に適度な『現実感』を与えている気がする

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