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2010年2月10日 (水)

作品のレベルを高める要素(1):『アクセルワールド』4巻感想

やっぱりレベルが高いですね。この作品は。

何がこの作品のレベルを支えているのかは分からないのですが。うん、おもしろかった。

ただ「わからない」というのもなんです。せっかくなのでこの「レベルを支えるもの」をもう少し考えてみましょう。

この作品を見ていて思うのは、ひどく「王道」な道筋をたどっている作品だということ。いじめられっ子の少年の成長物語。マイナスからプラスへの旅路と言ってもかまわないでしょう。

わたしは恩師の先生に「小説ってのは変化を追うものだ」と教えられて国語という科目を解いていました(あくまで大学受験という枠組みではなんですがね)。これがどういうことか。ちょっと具体的に話をしてみましょう。物語において2人の人間が出たとしますね。すると物語の結末ではこの2人が「仲良くなるか、別れてしまうか」のどちらかになるということなんです。もちろん例外はあるんですが、「王道」と呼ばれる作品はこの形式に乗っていることが多いのは確かでしょう。いわゆる、ボーイミーツガールものは「仲良くなる」形式です。仮に小説を「情景・人物の行動などを通して登場人物の心の変化を追うもの」と定義するならば、この作品は「少年の成長物語」として見ることができます。

『アクセルワールド』の場合は、「主人公のこころの変化がマイナスからプラスへ転化する」作品でしょう。さまざまな人や出来事、考え方、それら多くの物を経験して主人公の内面が成長する(たぶん外見は変わらないと思うんで)。その結果なにをなすかを楽しむ作品と言えます。(あくまでこの作品の楽しみ方の王道の一つとして)

言い方を変えれば、「主人公の成長の結果が『何かをなしたという事象』のあらわれ」として物語を読めます。マイナスからスタートした主人公(レベル1)は、成長してプラスになりました(レベル10)。という見方です。

さて(閑話休題)。ここから何が言いたいのか。

それはこの作品がそういう「変化」の要素を多々含んでいるということです。それも一つ一つの要素がそれなりに「深く」描かれているんですね。心の傷というのを物語のギミックに組み込んでいるせいで、各個人の物語が比較的描かれやすいようになっています。そして「バトル」という要素を盛り込むことで「個人」の物語で完結しないようにもしているんですね。

先ほどの変化のはなしに戻ると。一人には一人の変化、二人には二人の変化、多数なら多数の変化があります。2人の人がいればそこには三通りの変化を見ることができます。すなわち「Aの心の変化」「Bの心の変化」「AとBの関係の変化」です。人が増えれば「関係」も増えるので、いろいろな「変化」が増えるということです。「心の傷」が可視化するので、よりコアな関係の物語を書くことができます。それが物語の「深み」に一役をかっているのでしょう。というはなし。

とりあえず中途ですが、時間の都合で今日の記事はここまでにします。(だって、4巻の感想まだ書いてないしね。「お前ならもしかして…」とかのはなしの思いつきを書くつもり。)

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