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2009年12月30日 (水)

約束された結末にコミットしたくない―『秒速5センチメートル』を見て

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え~と、いまさらですが新海誠監督の『秒速5センチメートル』見おえました。

でね、この作品すばらしいです。テーマもわかるし、短いなかに必要な『じかん』が閉じ込められている。ひとにおすすめできる作品です。

しかしテーマを見てもらえればわかりますが、私はこの作品にたいしてコミットはしません。それが何故かというとわたしの求めているものとは違うからですね。

このことについては私の過去記事である、『オオカミさんとスピンオフ』の記事をみてもらえればわかるかと思います。http://uzumoreta-nitijyou.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-2074.html

つまり、わたしは『意地でもハッピーエンドにしてやる!』とかの試みに弱いんです。それが困難であることを理解しながらも選択していく在り方にこそ感動をおぼえるんです。

いちおう繰り返しいっておきますが、この『秒速5センチメートル』は素晴らしい作品です。まだ見てないならばこの記事をみるのをやめてレンタルショップなどから借りてみることをお勧めします。できることなら前作の『雲の向こう、約束の場所』や『ほしのこえ』も同時にみてほしいですね。

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すると三作品のちがいや共通点がよくわかっていいかと思います。この年末年始にはこれらの作品をみて過ごすのもいいでしょう。

さて、そろそろネタばれを含みながらの感想にうつるとします。もし『映画見てみようかな~』というひとがいましたらここでこの記事を読むのはおやめくださいな。3拍あけておきます。

はい、じゃあ書きます。

この作品では最後には主人公とヒロインの別れとすれ違い(?)が描かれています。じっさい主人公とすれちがったのがヒロインなのかどうかは顔がでてないので判然とはしませんがね。

で見ていた人のなかにはこれを見て「やっぱり~」と思ったひともいるでしょう。わたしもその一人です。そもそもこの作品の冒頭の印象からして「あ~、不幸になりそう」とかんじていました(まぁたかだか男女が別れただけで『不幸』というのはどうかと思うんですけどね)。だいたいこんな繊細なやつらが一緒にいつづけるなんて無理でしょなんて思っちゃったわけなんですね。

だから見てるわたしにとっては『約束された別れ』なんですよ。ある意味とうぜんの『さいご』だったんです。でもねでもね、というのが私の気持ち。『約束された結末』だからこそその困難をのりこえて、一緒にいるエンドを目指してほしいし、いどみ、達成することを見たかった。

いや、それをやると監督のやりたいことがやれないだろうってのも分かるし、構成が崩れるのはわかるんですけどね。そして監督のやっていることは確かにじつげんされていることを考えてもこの作品は『よくできている』と思います。特に『ほしのこえ』からの流れをみてみるとこの作品は「ひつような一品」だというのはわかります。『ほしのこえ』の主人公とヒロインをもっとセンチメンタリスティックにしたら「そりゃ一緒に入れないよね~』ってことです。しかし、わたしはこの作品の結末にはコミットしない、ってそういう宣言です。

追記

海燕さんやかんでさんと話してわかったこと。

  • 『秒速5センチメートル』は『ほしのこえ』とちがってまだあがけたよね。(わたし的には『ほしのこえ』もまだあがきが足りないかな、と)
  • あがききった末でなければ「別れるという運命を受け入れる」ことをわたしは受け入れられない。
  • 新海さんの作品は二軸あるのかな。一つは結末が「一緒にある(希望)」タイプの『ほしのこえ』『雲の向こう、約束の場所』、もうひとつは「絶望」タイプの『秒速5センチメートル』。ちなみに『ほしのこえ』の向こうに『雲の向こう、約束の場所』があり、軸を交換して『秒速5センチメートル』そして次の新作があるのかな、と。

追記2

  • 家に眠ってる小説版もって実家に行こうかな~。読みの解釈が変わるらしいし。

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コメント

カテゴリーに角川スニーカー文庫があったけど、秒速5センチメートルがいいと思うのならば、スニーカー文庫から出ている「さみしさの周波数」(乙一)所収の「未来予報」はツボにはまると思いますよ。他の作品も面白いのでお勧め。

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