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2009年11月26日 (木)

ベイビーステップ(10) 全てを積み重ねた者のすごさ

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エーちゃんのテニス人生物語もついに2ケタに突入しました。今回はvsアレックス戦決着~vsタクマ戦のほんとに序盤まで。途中でなっちゃんとのラブコメも入るけど、そこも「ベイビーステップ」かよwwって感じなのは笑えましたね。

しかしその「ベイビーステップ」が彼の強みなのは確か。海燕さんが『ベイビーステップ』のエーちゃんと『しゃにむにGO!』のルウイを比較していたけど、確かにエーちゃんとルーイ・延久には身体能力の点において絶対的なまでの才能の差というのが横たわっている。

たとえば6巻の時点でエーちゃんは肉体改造をしたけど、ルウイと延久はしなかった。もちろん羅川さんが気にしなかったから書かなかったのかもしれないけど、それを考えても「物心ついたときからテニスをやっている」奴や「陸上ジュニア選抜で文字通り『世界最強』だった』奴とエーちゃんには身体能力の差というものがある。

ちなみに『心の強さ』でいえば、延久とエーちゃんは似通ったところがある。2人ともまず「悩まない」。もちろん強くなるためになら「悩む」(ノブはちょっと別かもしれないが…)が、マイナス方向に考えて意識を停滞させることはない。本能的に「悩む」ことが「何も生まない」ことを知っているのかもしれない(スポーツにおいてはだが)。

だいたい考えてみてほしい、エーちゃんと延久では基本スペックが圧倒的に違う。しかし2人の成長速度はほぼ同等だ。これが異常なことは少しスポーツをやったことがある人にはわかるかもしれない。ただ両者を比べると、「目的を定めたらただそれに埋没する」能力はエーちゃんの方が高いかもしれない。その分延久より「楽しむこと」に特化できていない部分はあるが…(延久は基本的に「本能」が優先しているから「理性と本能が一致」しやすい側面がある、対してエーちゃんは「理性」が優先しやすい)

また同じ悩まないでも延久とエーちゃんは「悩まない」の形が違う。

延久の場合は「俺はすごいんだぞ!やれば(やらなくても)できるんじゃー!」なのに対してエーちゃんは「まずやってみよう。で、駄目かどうかはそれから考えよう」なのである。結局両者ともにけっして「試合を捨てる」ことはない。

この「試合を捨てない」というのはホントにすごいことで、自分の限界を自分で定めないということなのだ。これは『ベイビーステップ』をみていればわかることだが、一試合の中でも選手の成長というものは著しい。また『しゃにむにGO!」の青木民夫をみてくれ!池やん先生に泣かれるまでに成長した彼を!

結果今までの「限界」だった自分を常に越えていくこととなる。彼らはボールの「一球一球」を無駄にしないのだ(…ホント、わたしもまじめに勉強しなきゃナ…)。

ただそれだけではエーちゃんには延久と同等の成長速度を望むことはできない。なぜなら「基本スペック」が違うんだから。だからこそ彼は「練習」のボールも無駄にはしない。

何かミスがあれば、メモ

少しでも課題が見つかれば、メモメモ

一点でも向上したところがあれば、メモメモメモ

ホントに一球一球をしゃぶり尽くしているのである。もしこれを読んでいる人が学生とかであるならば周りを見渡してほしい、なんだかんだで一番強いのは「こういう」タイプなんだよ(例外あり)。変に「天才」を相手にするくらいならエーちゃんみたいに「自分」を相手にすべきです。

一つのものから一つを得ていくのがどれだけ大変なことか…

10巻の中でアレックスが言っている「小さくても無数にある夢をひとつずつ確実にかなえていくタイプの奴なんだ ひとつひとつは小さくても無数にかなえれば、それはいつの間にか大きくなる」「先のことよりまず目の前の1ポイントに勝つことを優先する これはプロの発想」はそれを如実に表しています。

あと、クリシュナの台詞がそのままエーちゃんの成長の理由につながるところが面白い。

アツシ「なんかアレックスらしくねえよな… バックハンドで攻めてミスるなんて…」

クリシュナ「まあね でも敢えてやってる感じにも見えるけど」

アツシ「そうなのかな?」

クリシュナ「異常なまでに細かく分析された自分に気付いたんじゃないか マルオのノートに書かれるとまるで鏡を見ているみたいに自分のことが見えてくると思うんだ そうなったら…

 

その自分を超えたくなる気持ちはすごくわかるんだよね

 

…これって、エーちゃんの成長の仕方そのものじゃん!?

彼の場合、ノートに書くのは相手のことより当然自分のことのほうが多いわけですよ。

いったい何回自分を乗り越えてきたんだ、彼は

自信を失ったもの、自分を乗り越えられなかったものはこの世の中にあふれています。たとえ乗り越えるにしても、そこを超えるには多大な手間がかかります。

タクマやルウイ、池やん先生がいい例です。

それに対してエーちゃんはすぐに壁にぶつかる代わりに、すぐにそれを乗り越えます。今週号のマガジンに至ってはその成長率・分析力が凄すぎるせいでお説教です。

しかしそのように成長していくエーちゃんのなんとすごいことか。

「エーちゃんノート」が「キモい」のは「普通の人がやろうと思ってもできないから」です。だらけてしまったり、(わたしみたいに)娯楽に耽溺してしまったり・・

そのような「寄り道」をしないで全てを身にしていくもののなんとすごいことか。

圧倒されます

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