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2009年11月 2日 (月)

『秘密-TOP SECRET- (7)』 読了

 

秘密(7) 本体価格 848円 (税込 890 円) 送料無料

本屋で偶然最新刊を見つけたので買ってきた。私は事前にどんな本が発売するかなどはチェックしない人間なので、偶然このような発見があると飛び上りたいくらいに喜びます(…おかげでその月の出費がとんでもないことになることもありますが…なにせ、見つけた端から買っているんで…)

本の感想としてはまず『おもしろかった』。最初のころほどパンチ力はないけど確実に面白いのはすごいことです。QEDの加藤元浩さんもそうですが、どこをとってもおもしろいものを作れるこの人たちの作家力には感服します。

~以下7巻の感想~

 

事件について評価編

ちょっとパンチが弱いな~というのはあるけど面白いです。ただ別の巻ほど「凄み」がないのも事実です。物語の構成としてはよくまとまっているんだけど、きれいに整いすぎている感は否めません。読んでてヒヤリとさせられることはありませんでした。今回の事件が「誘拐」で「政治(公)の判断と父親(私)の判断」という現実から遠めだったのが原因でしょうか。おかげでラストのネタばらしのインパクトの弱いのが残念と言えば残念です。

 

読んでての思いつき編

いつかは向き合うだろうな~というようなネタでした。MRIが「道具」である以上このような「利用」は出てくるはずです。ただこの巻では「問題提起」が行われただけで、そこにたいする答えは提示されていませんね。むしろ出ないのではないかと思います。

このようなことは基本的には個別に対処すべき事柄であり、万事に対する明確な答えなどはないでしょう。刃物を料理の道具に使うか、殺人の道具に使うかと同根の問題です。

この問いをさらに突き詰めていくと次のような事件が想定できるのではないかとふと思いました。

人の「脳」を「見る」というMRIの性質を利用し、意図的に「別のもの」を見せるようミスリードする(事実誤認させる)事件

これは例えば、わざと幻覚症状のある薬などを利用して犯人の特定を困難にさせる、というような事件です。これは3巻末にある「現実の秘密」に書いてある出来事を意図的に引き起こす事件と同じです。

このような事例をこれから扱うかはわかりませんが、この『秘密』の世界では遅かれ早かれこのような事態に遭遇すると思います。

ちなみにこの巻ではそれ以外にいくつかのテーマが透けて見える気がします。

ひとつはこの巻特有のテーマ「人の身になって考えられるか?」(…巧い表現が思いつけなかった)。大臣と青木の対比が描かれています。個人的には「この大臣ほど14年間の絆はばっさり切り捨てられるか~?」とか思うところはあります。しかしこれは青木との対比を際立たせるため(又ラストを盛り上げるための手法)なので「仕方ないな」といったところです。

さらに上記の派生として「人の身になって考えられるっていいことなんですか?」(…もうこの調子でテーマのタイトルをつけます)。これは一巻の「鈴木」の物語からの派生ですね。人の身になって考えた結果自滅してしまう人間の物語。世の中では「人の身になって行動しなさい」という道徳がまことしやかに唱えられており、そうした行動が取れないのは「悪」という認識がある。多くの人間はそうした行動は取れないけど実はそれは必要なことなんじゃないかというアンチテーゼです。

事件には関与しないけどこれから先の物語に絡んでくるのは「青木とマキの関係」。これはラストの青木の独白からもわかるように「まだ」わからない事柄。青木がマキにどのような言葉をかければいいか見つけた時こそ『秘密』は一つの終着点に着くでしょう。

一巻でマキと青木は『出会い』、それからの巻で関係を深め、最終的にどこにたどり着くのか?(といってもこの結末は物語の構造的に「もっと仲良くなる」か「別れる」ぐらいしかありませんが・・・)

というようなことをつらつら考えていました。

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