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2009年9月22日 (火)

『1×10 藤宮十貴子は懐かない』 読了

516nkqtkdql__sl500_aa240_ これは面白かった。でもどうやって完結させるの?

これが読み終わった直後の私の感想ですね。いや、確かに面白かったですよ。色々好感が持てるポイントも多かったし。まぁ、でも読み終わってからとりとめもなく思ったことを書いてみることとしましょう。ちょっと読みにくいかもしれませんがそこはご勘弁を。

まず主人公2人が節度のある人間だって言うのが個人的には好感が持てました。「これ以上言ったらヤバい」とか「自分が言いすぎた」とか自分の行動を客観的に捉えられるような人間にしてあるので、登場キャラに苛立つことはなかった。

ただ、これは難しいキャラを主人公に選んだなという感想もある。確かに感情で突っ走ってしまうキャラではないから読んでいる方としては安心して読めるんですよ。主人公が、確かに自分の迷惑にはなっているんだけど、それは(自分が気付いていないだけで)本当は自分のために起こってしまった事態だと気付けるほどの冷静さを有している。それは読んでいる方が「こいつ命を助けてもらったのになんでこんなこと言いやがるんだ!?」という思いを抱くような行動を取りづらいということです。でも、裏を返せばそれは物語に起伏を生む要因が少ないということにもつながる。言い換えれば、読者の感情を波立たせる行動が少ないともいえる。それは冷静に行動できるキャラの行動は理屈に基づいて設定されてしまうから。下手をすれば読者に登場キャラの行動を読まれてしまう。すると作者が「ここで展開を盛り上げよう!」とか思っていても、読者は「ここでこう来るんだろ」と事前の心構えをしてしまうために期待していたほどの心理的効果を上げることができない。それを防ぐためにはいくつか方法があり、一つは「読者がこう読む」ということを作者が理解しておきわざと予想外の展開を持ってくる、もしくは読者をミスリードさせる。あるいは今回みたいに「読者にはわからない別のルール」を設定して「展開を読ませない」という手法などがとられる必要がある(あるいはそこを理解しても強引に力技でもっていくという方法もあると思う)。

また、物語の典型としてよくあるパターンの一つに

  1. 何か事件が起こり主人公が巻き込まれる
  2. 主人公混乱 or 周りで事態が勝手に進行
  3. 主人公が行動を起こし、ミスする
  4. ミスしたことで膠着状態の展開が打破
  5. フォローなりなんやらのために奔走
  6. 何とか事件を納める

という感じの展開があります(まぁ、2や3のは主人公ではなくヒロインやその他のキャラでも可能です)。これが主人公(ヒロイン)巻き込まれ型の物語の一つの典型だと思います。そして今回の物語は確かに主人公がわけのわからない事態に巻き込まれる『巻き込まれ型物語』の一つです。ただ今回のはこちらの展開ではなく、

  1. 何か事件が起こり主人公が巻き込まれる
  2. 主人公混乱 or 周りで事態が勝手に進行
  3. 主人公が行動を起こし、成功
  4. 事件を納める

という展開です。こちらも比較的よく見るパターンではないかと思います。でもこのパターンでは形がシンプルなんですよね。そのため話の起伏が盛り上がりづらいように思います。前者だと3・4でちょっと助走をつけて5で跳躍なのに対して、後者だと助走なしで3でいきなり跳躍という気がします。で、この物語の場合主人公たちの性格上前者のような大ポカをそんなには犯さないかな、という気がします。

だからこれからちょっと盛り上がりに欠ける感じで続いていくんじゃなかろうかというようなことは考えました。そんな感じです。

また、主人公2人のグッドエンドの条件が難しいですよね?「世界一の魔法使いになる」は仮に達成できても「アンドロメダ星雲に行く」はちょっと難しいような気が…。仮に達成するとしたら、世界一の魔法使いになった十貴子の助けを借りるとか、山田さんの謎っぽい部分が関係して古の魔法とか的なあれこれがフニャフニャして最後に望みを達成するとかしか思いつかない。

どんな風に解決するんだろう?

そんなこともつらつら思いました。

ちなみに次も買います。

追記 書き忘れてた。結局1×10(ワンバイテン)って何かの伏線かい?

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