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2009年8月31日 (月)

『神様の言うとおりっ!』 読了

51brm61rzbl__sl500_aa240_ 年齢1600歳超の見た目も中身もロリな神様コノハの手違いによって殺されてしまった佐倉恭一。彼は幼馴染にして北原神社の巫女の三宮沙希を媒介にして一時的に現世に蘇る(ぶっちゃけゾンビとして)。太陽光に触れても成仏、お祓いされても成仏、あらゆる清めの法を用いられても成仏の彼は無事にこの世に戻ってくることができるのか?

といったあらすじの本作です。中身の文章が読みやすいせいかさらさらと話が進みました。コメディタッチなのですごく読みやすいです。ただあんまりにも読みやすいせいか、物語に引っ掛かるところがあまりないんですよね。読みやすくて面白いんだけど、あまり心に残らない。この物語大量消費時代を象徴しているようなどこにでもある作品の一つです。

そうはいっても出てくるキャラクターは違和感なく生き生きして動いているし、展開がめちゃくちゃというわけでもない。これからの話の展開によっては化けるかもしれないのでそう簡単に結論を下すわけにはいきません。実際物語の最後でタキリが言っていたセリフも気になりますしね。どちらかというと今巻は物語の登場人物の紹介を兼ねた部分が多かったのかもしれません。ゲームで言うならプロローグ部分ですかね?

となるといろいろ本格的な話は次から進むことになります。出来ることなら人界と神界の違い、生者と死者の違いからくる問題にもう少し踏み込んで物語の展開をして欲しいところです。今回のラストの辺りで「死んでしまったもの」と「死なせてしまったものたち」の構図が描かれています(厳密にはかなり違うけど)。もう少しだけそのあたりに踏み込んでもいいのかとも思います。今回の話を見ていて最も気になったのは「恭一の人格が完成しすぎている」点にあります。実際中途半端に生き返れたからといって「笑い話」には出来ないだろうし、笑い話で済ますには「死」のリスクが多すぎます。太陽光に触れたらペケ、人に自分がゾンビだと知られたらペケという割には主人公恭一の恐怖感があまりに欠如しているように思えます。通常の反応ならばもう少し外に出るのを恐れるだろうし、対人関係がぎくしゃくしてもおかしくないでしょう。また「殺してしまったものたち」の気持ちをそう簡単に慮れるかどうかも疑問が残ります。そういう所に対して作者はどう考えているのでしょうか?

まぁ、ここでふと気になったのは、この主人公恭一のような人格は多かれ少なかれコメディの主人公に通じた根底にあるのではないかということです。卑近な部分ではすごく人間的なんですが、恐怖等といった感情にはひどく鈍感でまるで聖者のような側面を持っている者が少なからずいるような気がします。そんなことをこの作品を読みながらふと思いました。

追記

とはいえ実際にこんな事態に襲われてしまったらその反応がこんなもんだという可能性はもちろんあります。私自身の経験を照らし合わせてみてもそういうことはあり得るような気もします。人間想定外の事態に襲われ(しかも自分はある程度安全だろうという目算があ)れば逆に冷静になることもあり得ます。この恭一のような反応はナチュラルなんでしょうかね?

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