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2009年7月 2日 (木)

スクランブルウィザード4 の感想

Img026 想像の下をいかれた感じがあります。

もちろん面白いことは面白いんだけど、1巻2巻に比べるとちょっとな……というのは否めません。

正直この4巻はこの作者の悪い部分が出てしまったかな、という感じです。どういうところが悪い所かというと、この作品全体に流れる淡白な部分ですね。もちろんこれは作者のいい部分でもあるんですけど、椎葉一花といった“物語中最強にカード”を存分に活かすにはむしろデメリットが先立つような気がしてなりません。

個人的になぜ今回の話への評価が今までより低いのか分析してみたのですが、やはり“椎葉一花”の存在に尽きる気がします。一つの理由は”ゲームバランス”ですね。今までの作品は多かれ少なかれ、主人公である十郎や月子と互角もしくは上の相手が対象でした。しかし今回の相手は”強すぎた”のではないかと思います。いままでとは違い、努力とかでは乗り越えられない部分が多い相手でした。ただでさえ差が愕然としているのに、それに比して主人公チームの経験値などは圧倒的に足りません。結果として“駆け引き”のようなこの作者の老練な部分を活かす機会が極端になかった。しかも一花は衆目に姿を曝すような状態だったので、知性の光る部分やはりなかった。

2つ目の理由は、短すぎたこと。もっとじっくりやったほうがよかった。我々は椎葉一花に対して回想などを通した伝聞情報しか知らなかった。あのように短期決戦の話にするのではなく長期の物語でちょこちょこ出すことによって、椎葉一花という物語の中枢にかかわる存在を我々・物語の両方に浸透させるほうがよかったのかなと感じた。

今回このように短期決戦になった理由は何でしょうね。本の売りあげ(人気)でしょうか。何巻まで続けていいかわからなかったから話をスピーディに進める必要があったのでしょうか。それとも主人公カップル(?)の絆をより強くするためでしょうか。

個人的には“椎葉一花”という物語中“最強のカード”を“物語から退場させたかった”のではないかという予測が有力です。そうすれば今までのように作者の巧さを主軸にした物語が展開できます。最後の最後で今回のように椎葉一花に物語を壊されるのを防ぐのが理由だったかな、と妄想しています。

とにかくそのようなわけで次巻以降を楽しみにしています。

……あっ、最後にもう一度書いておきますけど、決して“面白くなかった”のではありませんよ。念のため。

参考URL

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コメント

はじめましてちけっつと申します
これからもちょくちょくサイトに出没するかもなのでよろしくお願いします
一花さんの描写がもう終わっちゃったって点に関しては確かにモノ申したいですね…
でもそこら辺はまだデビューして間もない作者さんですしゆっくりやる余裕がなかったんだと思います。
自分的にはHjの看板作品になってもいいと思うんですけどね…
(最近のシリーズの中では一番読み返すほど気に行ってるんで…)
自分的には十郎と一花の姉弟関係がどうなるか?ってのが結構話を読む上で楽しみな要素だったのでそれがなくなっちゃった今どういう風に物語を進めていくのか今後の展開が気になりますね
それと一花の死にかたですがアレはどうかと思います…
もうちょっとドラマチックな死にかたというか言いたいことはっきりいってから死んでほしかったですね…
でもだからこそ今わの際のシーンが際立ったのかもしれませんが…

間違えました…上の方は消しといてください…(初コメントなのにすいません!!)

大丈夫ですよ。消しておきましたので安心してください。

私もこの方にはこれからのHJ文庫の看板を背負ってもらえないかなと期待しています。

つたない文章ですが、楽しんで読んでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。

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[[attached(1,center)]]    HJ文庫発行     [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894258994/whenby2006-22/ スクランブル・ウィザード4]     著/すえばし けん     イラスト/かぼちゃ {{{ 私、先生の力になりたいんです。 ついに姿を現した一花。十郎の姉であり、最強クラスの天才魔法士でもある一花は、暴力的な方法で現状を強引に変えようと動き始める。 一方、事態に危険を感じた..... [続きを読む]

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